■Sクラスベースの電気SUVを開発、EV航続は最大700km超えか?
10月初旬、メルセデス・ベンツは現在開発を進める新型EV「EQS」「EQE」、そしてそのSUV版となる「EQE SUV」プロトタイプを公式リークしましたが、最高級セダンEQSにクロスオーバーSUVバージョンが設定されることがわかりました。
EQは、メルセデス・ベンツが展開する電動モデルの特化したブランドで、すでにSUVの「EQC」とミニバンの「EQV」が発売されています。
今回初めて捉えたEQS SUVプロトタイプは、EQSセダンプロトタイプと似たクローズドグリルを備える、滑らかで急降下するフロントエンドが見てとれるほか、グリルに流れ込むスリムなヘッドライトも確認できます。当然のことながら、グリルはセダンより直立しているように見えますが、カモフラージュの下にクラッディングがあり、その形状は不明です。
EQS SUVは、電気自動車アーキテクチャ「EVA」(エレクトリック・ビークル・アーキテクチャ)プラットフォームを採用、EVパワーユニットの詳細は不明ながら、EV航続は最大700km超えとも噂されています。
気になるデビュー時期ですが、メルセデスではまず2021年内にセダンEQSを発表、おそらくEQS SUVは2022年に、2023年モデルとして登場するはずです。
同社では、現在コンパクトEVプラットフォーム「MMA」を開発しています。しかし、EQS SUVの後、このアーキテクチャを展開する前に少なくとも2つのEVを発表予定です。それが「EQE」と「EQE SUV」となり、MMA採用モデルは2025年以降になります。
(APOLLO)