■最高速度532.9km/h、2往復の平均速度でも508.7km/hという圧巻のスピード
米スーパーカーメーカーのSSC(シェルビー・スーパーカーズ)は、同社の「トゥアタラ」が量産車世界最速レコード持つブガッティ「シロンSS300+」を超える532.9km/hを叩き出したと発表しました。
量産車の世界最速記録は、2017年にケーニグセグ「アゲーラRS」が447.19km/hを記録、その後ブガッティ「シロンSS300+」が490.49km/hを叩き出しています。
今回は、アゲーラRSが歴史を作ったラスベガス郊外、パーランプ付近の州道160号線の同じ区間より計測されました。ドライバーは、当時と同じオリバーウェブ氏で、そのレコードは最高速度532.9km/h、2往復の平均速度でも508.7km/hという圧巻のスピードを実現しました。
トゥアタラのパワートレインは、5.9リットルV型8気筒フラットプレーンクランクエンジンを搭載、「91オクタン」ガソリンエンジンの場合、最高出力1,350psを発揮しますが、「E58エタノール」ガソリンを使用すれば最高出力1,750psを発揮します。
このハイパワーに車重1,247kg、Cd値0.279の数値が組み合わされ、史上初の500km/hが達成されたようです。
しかし早くもこの記録を抜くのではと噂されているクルマがあります。今秋にもデビューが期待されているヘネシー・パフォーマンス「ヴェノムF5」です。
そのパワートレインは、7.6リットルV型8気筒ガソリンツインターボエンジンを搭載、最高出力は1,600ps、空気抵抗係数を示すCd値は0.33、車重は3,000ポンド(1,360kg)のハイパーカーです。最高速度500km/hは確実と言われており、世界最速を更新する可能性も十分あるでしょう。
(APOLLO)