■フロントエンドには、巨大なグリル、新しい垂直のエアインテークが追加
MINIは2020年3月にエレクトリックモデル「SE」を発表したばかりですが、早くも大幅改良に着手していることがわかりました。
SEは通常の5ドア・クーパー「S」の電動バージョンとして開発、2017年に「エレクトリックコンセプト」として初公開され、2020年に発売されました。今回が初の大幅改良となります。
捉えたプロトタイプのフロントエンドには巨大なグリルを装備、バンパーの丸いフォグランプは排除され、新しい垂直のエアインテークが追加、LEDライトを収納している可能性もありそうです。リアエンドでは、メッシュエアインテークは高い位置へ移動、リフレクターは再配置されています。
キャビン内ではトリム類が一新されるほか、新しいインフォテインメントインターフェイスが採用される可能性があるといい、目玉となりそうです。
EVパワーユニットは32.6miWhのバッテリーが持ち越され、最高出力181hp・最大トルク270Nmを発揮します。WLTPにより航続は270km(167マイル)を実現します。
パフォーマンスに関しては0~60km/h加速3.9秒、0~100km/h加速は7.3秒、最高速は150km/h(電子制御)の性能を発揮します。
充電は出力11kWのチャージャーを使えば3時間30分、出力50kWの急速充電ステーションなら35分でバッテリーの80%の容量を充電可能です。
MINIは、2021年には全生産量の3分の1をEVする計画をもっており、今後電気モデルの開発が加速しそうです。
(APOLLO)