■高いデザイン性と操作性、ブルーレイやドライブレコーダーなどの多彩な機能が魅力
2020年10月22日、パナソニック オートモーティブ社は、SUBARUの新型レヴォーグ、インプレッサ、XV、フォレスターの各モデルにビルトインカーナビがディーラーオプションで採用されたと発表しました。
このナビゲーションは車種専用開発であるのが特徴で、高いデザイン性や操作性を備えているほか、ドライブレコーダーやパナソニックならではのブルーレイディスク、地デジなどの映像を高精細なHD画質で再生。高性能半導体の搭載によりHD地図描画に対応するほか、Wi-Fi通信による地図更新や高速レスポンスを実現しているそうです。
具体的には、プラットフォームの刷新でHD地図描画とユーザーインターフェイスの進化が盛り込まれています。先述したように、高性能半導体チップが搭載されたカーナビゲーション専用プラットフォームが開発され、ナビの基本性能や操作性を大幅に向上したとしています。
HD描画の新地図は、直感的にわかりやすいアニメーション表示の案内図になり、2画面表示のサブ画面は、ユーザーが置きたい位置に指でフレキシブルに動かせるなど、スムーズな操作性を実現。ユーザーインターフェイスは、直感的な操作をスマホ感覚で心地よく行える高速レスポンス、電源オンからの立ち上がりに必要な時間が大幅に短縮されています。
冒頭でご紹介したように、車種専用モデルならではの高いデザイン性も魅力です。
車両との統一感を高めたシャープな本体デザインになり、電源オフ時には、車内の照明やインテリアに調和し、ボタン表示が完全に消える静電ブラックアウトボタンを採用。低反射のHDディスプレイで黒が引き立つ美しいフォルムになっているそう。
さらに、空気層をなくしたボンディング加工ディスプレイにより、外光下でも低反射で視認性が高く、見やすく操作がしやすい大画面ナビとなっています。
パナソニックならではのブルーレイ搭載も特徴。9V型、8V型の大画面でブルーレイディスクの高精細な再生が可能になます。ほかにも、車両の前後方を録画できる専用ドライブレコーダーが準備され、連携モデルらしくナビ画面でドライブレコーダーの操作が簡単にできます。
録画した映像はナビで再生し、HD画質の鮮明な映像で確認可能。また、車両に装備されたリヤビューカメラにより後方の映像を録画し、あおり運転への対策にも活用できます。
ほかにも、自車位置精度の向上によりナビ使用時の安心感が高まっているほか、スマホで地図情報を手軽に更新できます。こちらは、スマホで更新データを受信し、スマホからWi-Fi通信でナビに新しい地図データをダウンロードできる機能です。また、アプリなしで音声認識できる目的地設定が可能なほか、ハイレゾ音源再生にも対応しています。
新型レヴォーグ、インプレッサ、XV、フォレスターの購入時にディーラーオプションのナビを検討している方は、高精細ディスプレイやハイレゾ音源対応などはもちろん、ブルーレイ対応やドライブレコーダー搭載など、ほぼ「全部のせ」状態といえるパナソニック製ナビを検討する価値が大いにありそうです。
(塚田勝弘)