SUBARU・フォレスターがマイナーチェンジ! 待望の1.8L 直噴ターボエンジン「DIT」を搭載

■2.5L NAエンジンはカタログから落ち、2.0Lの「e-BOXER」と1.8Lターボの「DIT」の2本立てに

スバル フォレスター
SUBARUフォレスター「SPORT」のイメージ

2020年11月、スバルの人気SUV・フォレスターがマイナーチェンジを受けます。

最大の注目点は1.8Lの直噴ターボエンジン「DIT」の採用で、パワートレーンは2.0Lのマイルドハイブリッドである「e-BOXER」、1.8L直噴ターボ「DIT」の2本立てになります。

今回のマイナーチェンジで2.5L NA直噴エンジンはカタログから落ちることになります。

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フォレスター「X-BREAK」のエクステリア

なお、2.5L NAは184PS/5800rpm、239Nm/4400rpm。1.8L DOHC 直噴ターボ「DIT」は新グレードの「SPORT」に搭載され、177PS/5200-5600rpm、300Nm/1600-3600rpmというスペックで、新型レヴォーグと同値になります。

2.5L NAと比べると最高出力は7PS落ちるものの、最大トルクは61Nmも増強されることになります。

「e-BOXER」は、「Touring」「X-BREAK」「Advance」の3グレードで、従来あった「Premium」はカタログから落ちています。組み合わされるトランスミッションは、リニアトロニック(マニュアルモード付) で、駆動方式は全車、電子制御AWDの「アクティブトルクスプリットAWD」。

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「X-BREAK」のインテリア

注目の安全装備は「アイサイトX」は設定されず、「アイサイト コアテクノロジー」を標準装備。

具体的には、プリクラッシュブレーキ、後退時ブレーキアシスト、AT誤発進抑制制御、AT誤後進抑制制御、ツーリングアシスト、全車速追従機能付クルーズコントロール、定速クルーズコントロール、車線逸脱抑制、車線逸脱警報、ふらつき警報、先行車発進お知らせ機能が用意されます。

さらに、「ドライバーモニタリングシステム 」と「アイサイトセイフティプラス(運転支援)」を「Advance」「SPORT」に標準装備し、「Touring」「X-BREAK」にオプション設定されます。

後者には、スバルリヤビークルディテクション(後側方警戒支援システム)、アダプティブドライビングビームを搭載。そのほか、フロントビューモニター/スマートリヤビューミラーからなる「アイサイトセイフティプラス(視界拡張)」を全車にオプション設定。

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マイナーチェンジを受けたフォレスターのユーザーインターフェイス

新グレードの「SPORT」は、「Touring」からさらにマグネタイトグレー塗装ドアミラー、ルーフスポイラー&シャークフィンアンテナ(マグネタイトグレー塗装) 、デュアルマフラー(SPORT用カッター付)/リヤバンパーガード(シルバー塗装、デュフューザータイプ)、先述したドライバーモニタリングシステム&運転席シート自動後退機能、アイサイトセイフティプラスが用意されます。

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「Touring」のエクステリア

ボディカラーは、「ホライゾンブルー・パール」「セピアブロンズ・メタリック」「ジャスパーグリーン・メタリッ ク」「ダークブルー・パール」「クリムゾンレッド・パール(3万3000円高/税込) 」。

価格は「e-BOXER」のエントリーモデルの「Touring」が291万5000円、オレンジの加飾が際立つ「X-BREAK」が305万8000円、充実の安全装備が自慢の「Advance」が315万7000円。新グレードで1.8L直噴ターボエンジンを積む「SPORT」が328万9000円です。

フォレスターでも人気のターボ搭載車により、よりアクティブな走りが楽しめるようになり、ロングドライブが多い方やアクティブな趣味を持っている人にとって注目のマイナーチェンジといえそうです。

(塚田 勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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