■「M240i」には最高出力345psを発揮する3.0リットル直列6気筒が搭載
BMWは、現在「2シリーズ クーペ」の新型プロトタイプをニュルに持ち込み高速テストを開始していますが、その圧巻の走りを捉えました。
捉えたプロトタイプは、分厚いサイドスカート、スクエアの排気チップ、大径ホイールやブレーキキャリパー、シルバーのミラーキャップなどを装着、高性能「Mパフォーマンス」であることが予想されます。
次世代型では、後部ドアのある他のすべての2シリーズファミリーのようにFWDに変更されるのではなく、「CLAR」プラットフォームに移行するため後輪駆動のレイアウトを固持するスポーツカーとなります。
カメラマンによると、トラクションがかかり、際立ったハンドリング、直線で圧倒的な加速などが見てとれたようです。同ブランド関係者が、BMWには高速で強力なモデルが多数ありますが、2シリーズ クーペほど「究極のドライビングマシン」に近いものはないと言い切る理由がわかるはずです。
パワートレインは、1.5リットル直列3気筒ガソリンターボエンジンをはじめ、最高出力258psを発揮する2.0リットル直列4気筒ガソリンターボエンジンをラインアップ。今回捉えた「M240i」には、最高出力345psを発揮する3.0リットル直列6気筒が搭載されるでしょう。
頂点には「M3セダン」「M4クーペ」から流用される3.0リットル直列6気筒ツインターボエンジンをデチューン、最高出力は400ps以上となる「M2クーぺ」が設定される予定ですが、この走りをみれば、もうMパフォーマンスで十分すぎるといえます。
2シリーズクーペ次期型のデビューは最速で2020年内、あるいは2021年初頭と予想されています。
(APOLLO)