スズキ・クロスビーにスズキ初の車線中央付近を維持する車線維持支援機能を搭載【新車】

■使い勝手に優れた新グレードの「HYBRID MV」を新設定

コンパクトクロスオーバーワゴンを謳うスズキ・クロスビーは2017年12月にデビュー。その後、2019年11月にダイハツ・ロッキー、トヨタ・ライズという強力なライバルが出現し、トヨタ・ライズは販売力を活かして登録車でもトップクラスの売れ筋モデルになっています。

スズキ・クロスビー
一部改良を受けたスズキ・クロスビー。写真は「ピュアホワイトパール ブラック2トーンルーフ」

クロスビーは、狭い街中でも取り回ししやすく、背の高さを活かし、背の低いハッチバックよりも開放感の高さや居住性、積載性にも優れています。なお、最小回転半径は4.7mで、最低地上高は180mm。整備された林道やキャンプや登山などのアクセス、雪上などを走る際でも不足のないロードクリアランスが確保されています。

スズキは、2020年10月15日、クロスビーの一部改良を実施しました。車線中央付近の走行維持をサポートする車線維持支援機能をスズキで初めて採用されたのもトピックス。

スズキ・クロスビー
スズキ・クロスビーに加わった車線維持支援機能
スズキ・クロスビー
アダプティブクルーズコントロールを採用

今回の一部改良では、車線維持支援機能が採用されたほか、全車速追従機能付アダプティブクルーズコントロール(ACC)、夜間の歩行者も検知するデュアルカメラブレーキサポートが採用され「スズキ セーフティ サポート」がより充実されています。

クロスビーは、経済産業省や国土交通省などが普及を推進する「サポカーS ワイド」、国土交通省による「衝突被害軽減ブレーキ(AEBS)認定車」に該当します。

スズキ・クロスビー
ラックススェード&レザー調(シルバーステッチ)シート表皮

また、パーソナルテーブル(後席左右)やシート座面の撥水加工、防汚タイプラゲッジフロア、ステアリングオーディオスイッチなど、使い勝手に優れた装備が魅力の「HYBRID MV」が新設定されています。これによりグレードは、計3つになっています。

スズキ・クロスビー
クロスビー HYBRID MZの全方位モニター用カメラ パッケージ装着車。ボディカラーは「スーパーブラックパール」
スズキ・クロスビー
「クロスビー HYBRID MZ」の 全方位モニター用カメラパッケージ装着車。写真は「プレミアムシルバーメタリック」

ボディカラーも一部変更されています。「タフカーキパールメタリック」「プレミアムシルバーメタリック」が追加され、「スピーディーブルーメタリック」にホワイト2トーンルーフ仕様を用意。

さらに、「タフカーキパールメタリック」「バーニングレッドパールメタリック」にブラック2トーンルーフ仕様が追加されています。

「スーパーブラックパール」「キャラバンアイボリーパールメタリック」に、3トーンコーディネート仕様が追加され、計13パターンが用意されています。

搭載されるエンジンは、1.0Lの直噴ターボ(マイルドハイブリッド)で、トランスミッションは6AT。

価格は「HYBRID MX」の2WDが180万5100円、4WDが195万300円。「HYBRID MV」の2WDが194万8100円、4WDが209万3300円。「HYBRID MZ」の2WDが206万2500円、4WDが220万7700円です。

オプション価格は、「全方位モニター用カメラパッケージ」が55,000円。「ブラックインテリアパッケージ」が38,500円。「ピュアホワイトパール塗装」と「プレミアムシルバーメタリック塗装」が2万2000円。

2トーンルーフ仕様車と3トーンコーディネート仕様車が4万4000円。「ピュアホワイトパール ブラック2トーンルーフ」仕様車と「バーニングレッドパールメタリック ブラック2トーンルーフ」仕様車が6万6000円です。

(塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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