■SUVらしいタフなエクステリアが魅力
プラットフォームをFiat 500などと共有化しながら全高を高め、アップライトな乗車姿勢を採用することで、Aセグメントでも比較的余裕のあるキャビンを確保しているのがFiat Panda(パンダ)です。
今まで特別仕様車も数多く設定されていて、2019年には4WDと6MTを組み合わせた「Fiat Panda 4×4 Succosa」を設定しています。
FCAジャパンは、そのフィアット・パンダに、クロスオーバーSUVらしい走破性とデザインを付加した限定車の「Panda Cross 4×4(パンダ・クロス・フォーバイフォー)」を設定し、2020年10月24日(土)から150台限定で販売すると発表しました。
Aセグメントの中でもユニークな背高スタイルにより、コンパクトながら広々したキャビンが特徴のパンダ。
限定車の「パンダ・クロス 4×4」は、居住性や使い勝手の良さに加えて、4WDとMTを組み合わせたパワートレインと、SUVらしさを演出する専用エクステリアが目を惹きます。高い走破性とパンダらしい遊び心が1台に凝縮されたコンパクトクロスオーバーSUV。
注目のエクステリアは、樹脂パーツが多用された専用フロントフェイスをはじめ、フロントフォグランプ、スキッドプレート風デザインが採り入れられた前後バンパー、シルバー仕上げのルーフレール、CROSSロゴ入りサイドモールディング、専用15インチアルミホイールにより、SUVらしいタフなムードが醸し出されています。
ボディカラーは、明るい「パステルイエロー」をまとい、アクティブなシーンが似合う「パンダ・クロス 4×4」の個性を演出。
ブラックを基調としたインテリアは、随所にブラウンが配された仕上げになっていて、CROSSロゴ入りの専用ファブリックシートや前席シートヒーター、ドライブモードセレクター、フルオートエアコンも特別装備され、快適なドライブが可能。
4×4モデルならではの高い走破性とパンダ本来の使い勝手、それに個性的なデザインを併せ持つ「パンダ・クロス 4×4」は、日本でも並行輸入されるなど、ファンに根強い人気を誇っています。
価格は263万円です。なお、ボディサイズは全長3705×全幅1665×全高1630mm。搭載されるエンジンは、875ccの直列2気筒で、トランスミッションは6MTのみです。
(塚田勝弘)