●毎シーズンチャンピオンシップ争い上位にいる2台に注目
富士スピードウェイにて開催されたスーパーGT第5戦「たかのこのホテル FUJI GT300km RACE」。
スーパーGTファン、モータースポーツファンの方々にとっては待ちに待った、今シーズン初めてとなる観客の皆さんをサーキットに迎え入れての開催となり、指定席は発売後即日完売。その後自由観覧チケットも販売され非常に多くの方々がサーキットに訪れ、久々となるスーパーGTの雰囲気を楽しみました。
そんな多くのモータースポーツファンの方々の前で行われた第5戦決勝では、GT500クラスの#8 ARTA NSX-GTとGT300クラスの#55 ARTA NSX GT3が揃って表彰台を獲得しました!
2台揃っての表彰台は2019シーズンの開幕戦、悪天候で赤旗終了となった岡山以来、また富士スピードウェイに限って言うと2017シーズンの第5戦以来となる両クラスでの表彰台獲得となりました。
今回GT500クラス8号車はポールポジションからのスタートで優勝も期待できましたが、残念ながらポジションを2つ落としての3位となりました。
GT300クラス55号車は11番手スタートから追い上げ、ポジションを9つ上げての2位と、得意としている富士でしっかりポイントを稼ぎ、GT300クラス連覇に向けてまずまずの結果となりました。
シーズンも残り3戦となったところで、8号車はポイントランキングトップから31ポイント差の11位とチャンピオンシップを考えると厳しい状況となっていますが、ウェイトハンデ(WH)や燃料リストリクター制限のない有利な条件での鈴鹿、そして前戦でも速さを見せたもてぎの2連戦で上位に食い込み着実にポイントを獲って、最終戦での富士に戻ってきてもらいたいものです。
また、55号車はトップから16ポイント差の5位につけ、次戦はWH上限となる100kgを積んでのレースとなりますが、チャンピオンシップを争う上位7台までが90kg以上のWHを積んでいるため、残り3戦でライバルよりも1つでも上のポジションでチェッカーを受けられれば、クラス連覇も十分可能な位置にいると言えます。
毎シーズンチャンピオンシップ争いを演じているこの2台のマシンから、今シーズンも目が離せません!
(写真:吉見幸夫、松永和浩、GTA 文:H@ty)
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