■社内コードネーム「L460」。プラットフォームに「MLA」採用
元祖高級クロスオーバーSUV・ランドローバー「レンジローバー」次期型プロトタイプがニュルブルクリンクで高速テストを開始、その様子を捉えました。
カメラマンによると、ニュル北コースを猛然と加速するプロトタイプは、スキール音を轟かせコーナーを回る挙動はもはやSUVとは思えなかったとのことで、キング・オブ・SUVの名に相応しい姿が見てとれたようです。
社内コードネーム「L460」と呼ばれるプロトタイプは大型グリルを装備、ヘッドライト内部には小さな四角形状のLEDデイタイムランニングライトも確認できます。
次期型では、現行型「D7u」アーキテクチャよりも大幅に軽量化され、すべてのジャガーランドローバープラットフォームの中でも最も軽量な「MLA」(Modular Longitudinal Architecture)を採用。マイルドハイブリッド、プラグインハイブリッドなどあらゆる電動パワートレインに対応することになります。
ボディサイズは現行モデルの全長4,999mm、全幅1,983mm、全高1,920mmとほぼ同サイズと予想され、ベントレー「ベンテイガ」より若干コンパクトになります。
インフォテイメントは、昨年「ヴェラール」で最初に見られた「Touch Pro Duo」アップデートバージョンを搭載、同時に使用できる2つの10.0インチディスプレイが装備されます。
また人工知能システムを搭載し、座席はミラーの位置、ディスプレイの好みなど、ドラバイーの習慣を予知し、天候に応じてエアコンを調整してくれます。
予想されるパワートレインは、最高出力400psを発揮する3.0リットル直列6気筒ガソリンターボ+48Vマイルドハイブリッド、最高出力404ps・最大トルク640Nmを発揮する2.0リットル直列4気筒+電気モーターのPHEVをラインアップ。さらに、最高出力570psを発揮するBMW製4.4リットルV型8気筒ガソリンツインターボエンジンの搭載も期待できるでしょう。
レンジローバー次期型のワールドプレミアは、2021年後半と予想されています。
(APOLLO)