■キャンピングカーオーゼットの「Grand vacation 620 PLUS」
コロナ禍で改めて脚光を浴びているキャンピングカー。理想は、セカンドカーなどとして大型モデルを所有することかもしれませんが、予算や駐車場、道路事情が許さないという方も多いはず。
「東京キャンピングカーショー2020」でも多くの出展車が並んでいたのが、主にハイエースを中心としたバンコン。日本RV協会の『キャンピングカー白書2020』のデータによると、バンコンは1/3前後を占める人気タイプになっています。
バンコンといってもトヨタ・ライトエース/タウンエース(ダイハツ・グランマックス)や日産NV200バネットをベースにしたコンパクト系から、ハイエースやNV350キャラバンまでサイズも多様。
ゆったりしたキャビン(ダイネット)や就寝スペースを確保するのなら、ハイエースではコミューターをベースとした選択肢があります。なお、8t限定中型免許は、定員10人以下の車両しか運転できないため少し注意が必要です。
オーゼットの「Grand vacation 620 PLUS」は、ハイエース・コミューターGL(ワイド・スーパーロング・ハイルーフ)がベース。10名定員が3ナンバー登録、8名定員が8ナンバー登録になり、10名以下ですので、8t限定中型免許でも運転できることになります。
全長5380×全幅1880×全高2280mmというサイズですので、運転には慣れが必要ですし、狭い場所での取り回しや駐車場所にも注意が必要ですが、許容できるという方には広々した車内が最大の魅力。
前向き8名乗車が基本スタイルになっていて、シートをリクライニングさせると1段目のベッドに変身します。さらに、上段マットを展開することで、上段ベッドが展開できます。
最大で6人の就寝が可能で、お子さんが3、4人いるファミリーでも対応できます。メインベッドは長さ2150×幅1500mmのサイズになり、上段ベッドは長さ1800×幅1650mmのワイドなスペースを確保。
主な装備は、2列目シート1400mm幅REVOコンフォートシートフラットウレタンレザー張り、3列目シート1200mm幅REVOバタフライシートフラットウレタンレザー張り、2750mmシートスライドレールカバー付、床張り重歩行材仕上げ、リヤサイド収納付家具、跳ね上げ式4列目シート左右、1800mm×1650mm折りたたみ式前後分割レザー張り上段ベッド、96LEDキャビンライト、LEDカーゴライト、着脱式テーブル。
そのほか、展示車両には、リヤクーラー、給排水タンク(10〜16L)、インバーター(1000W)、サブバッテリー、外部電源などが標準装備され、オプションのサイドオーニング、トイレ、FFヒーターを用意。
展示車の価格は567万8000円(税抜き)で、オプション込みの価格は629万8500円(諸経費別)となっています。普段使いもするのであれば、8名前向き乗車シート仕様の3ナンバー登録がオススメとしています。
(文/写真 塚田勝弘)
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