次期型でも後輪駆動のレイアウト。BMW 2シリーズ クーペは「究極のドライビングマシン」

■Mパフォーマンスがニュル見参!  次期型ではCLARプラットフォームに移行

BMWは、現在「2シリーズ」ファミリー次期型を開発していますが、2ドアスポーツカー「2シリーズ クーペ」次期型プロトタイプがニュルブルクリンクで初の高速テストを開始、その様子をカメラが初めて捉えました。

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BMW 2シリーズ クーペ 市販型

同ブランド関係者によると、BMWには高速で強力なモデルが多数ありますが、2シリーズ クーペほど「究極のドライビングマシン」に近いものはないといいます。車がより大きく、より重くなるにつて、2シリーズクーペはスポーツカーの理想に近づいているようです。

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BMW 2シリーズ クーペ 市販型

次世代モデルでは、後部ドアのある他のすべての2シリーズファミリーのようにFWDに変更されるのではなく、「CLAR」プラットフォームに移行するため後輪駆動のレイアウトに固執します。ニュルで初めてみたプロトタイプは、車内にロールケージを配置していますが、ボディパネル、ヘッドライト、テールライトなど市販型コンポーネントを装備、さらにサンルーフも見てとれます。

分厚いサイドスカート、スクエアの排気チップ、大径ホイールやブレーキキャリパー、シルバーのミラーキャップなどを装着、高性能「Mパフォーマンス」であることが予想されます。

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BMW 2シリーズ クーペ 市販型

キャビン内では、インフォテイメントシステム、デジタルインストルメントパネルを含むダッシュボード全体が2シリーズ「グランクーペ」と共有することが明らかになっています。

パワートレインは、1.5リットル直列3気筒ガソリンターボエンジンをはじめ、最高出力258psを発揮する2.0リットル直列4気筒ガソリンターボエンジンをラインアップ。今回捉えた「M240i」には、最高出力345psを発揮する3.0リットル直列6気筒が搭載されるはずです。

また頂点には、「M3セダン」「M4クーペ」から流用される3.0リットル直列6気筒ツインターボエンジンをデチューン、最高出力は400ps以上となる「M2クーぺ」が設定されることも濃厚と言えます。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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