ポルシェ初のEVワゴンがニュル参上!「タイカン クロスツーリスモ」市販型、最終デザイン見えた

■セダンのパフォーマンスを損なうことなく、実用性を高めたクロスオーバー

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ポルシェ タイカン クロスツーリスモ 市販型プロトタイプ

ポルシェの4ドアEVスポーツ「タイカン」に設定される派生モデル「タイカン クロスツーリスモ」市販型が、ニュルで高速テストを開始しました。

クロスツーリスモは、基本的にはタイカンのワゴンボディバージョンであり、セダンのパフォーマンスを損なうことなく、実用性を求める顧客のために提供される洗練されたモデルとなります。

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ポルシェ タイカン クロスツーリスモ 市販型プロトタイプ

捉えた最新のプロトタイプは、ポルシェのアイデンティティとも言える4ポイントLEDを備え、タイカンと同じフロントマスクがみてとれます。しかし、テールライトとDピラー周辺はカモフラージュされており、デザインの差別化が行われる可能性もありそうです。

キャビン内では、タイカン同様の音声コマンドを備える10.9インチのインフォテイメントシステムを装備、助手席のディスプレイはオプションとなります。

パワートレインは、「4S」「ターボ」「ターボS」が予想されており、時期をずらして登場するはずです。その最高出力は、4Sが571ps、ターボは680ps、ハイエンドのターボSでは761psのオーバーブーストを発生させます。

また、0-100km/h加速はそれぞれ4.0秒、3.2秒、2.8秒のパフォーマンスなどタイカンと同レベルが予想されます。

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ポルシェ タイカン クロスツーリスモ 市販型プロトタイプ

充電は通常のEVの400Vではなく、800Vのシステム電圧を備えており、約5分で最大100kmの航続に必要な電力を充電できます。1回の充電での航続は、4Sが最大464km、ターボSが最大412km、ターボが450km(WLTPに準拠)となりそうです。

タイカン・クロスツーリスモのデビューは2020年内と予想されています。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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