■夜間の歩行者検知付のデュアルカメラブレーキサポートとSRSカーテンエアバッグを標準化
軽ハイトワゴンのスズキ・スペーシア/スペーシア カスタム、スペーシア ギアが人気を集めています。2020年7月の軽自動車販売ランキングでは、王者のホンダN-BOXに次ぐ2位。前年同月比76.8%と、コロナ禍で前年割れはしていますが、前年同月比からマイナスになっているのは他と同じ(スズキ・ハスラー、N-WGNをのぞく)。
そのスズキ・スペーシア(シリーズ)が2020年8月20日に一部改良を受け、同日から発売されました。
今回の一部改良では、夜間の歩行者も検知するデュアルカメラブレーキサポートとSRSカーテンエアバッグの標準装備化(「スズキ セーフティ サポート」非装着車を除く。SRSカーテンエアバッグはスペーシア カスタム XSターボに従来より採用済です)に加えて、全車速追従機能付のアダプティブクルーズコントロール(ACC)が新たに採用されています。
ACCは「スズキ セーフティ サポート」非装着車を除く、スペーシア カスタム/スペーシア ギアに標準装備。スペーシアHYBRID Xには「アップグレードパッケージ」としてメーカーオプション設定されます。
●新色のボディカラーも設定
さらに、一時停止などの標識認識機能(スズキ セーフティ サポート非装着車を除く。全方位モニター用カメラパッケージ車のみ装備)の向上により、「スズキ セーフティサポート」がより充実しています。
これにより、「スペーシア」「スペーシア カスタム」「スペーシア ギア」は、経済産業省や国土交通省などが普及を推進する「サポカーS ワイド」、国土交通省による「衝突被害軽減ブレーキ(AEBS)認定車」に該当したことになります。
ほかにも、USB電源ソケット(2個)、時間調整付フロント間欠ワイパーが追加(スペーシアの「HYBRID G」を除く)され、利便性が向上。
また、ボディカラーも変更されています。スペーシアは「クールカーキパールメタリック」が新たに全グレードに設定されています。「HYBRID X」には、「クールカーキパールメタリック」「シフォンアイボリーメタリック」にホワイト2トーンルーフ仕様が新設定され、全9色13パターン展開となっています。
スペーシア カスタムは、「スチールシルバーブラック 2トーンルーフ」仕様が「HYBRID XS」「HYBRID XS ターボ」に新設定されるなど、全7色11パターンをラインアップ。
SUVテイストが魅力のスペーシア ギアには、「シフォンアイボリーメタリック」が新設定され、「クールカーキパールメタリック」「デニムブルーメタリック」にガンメタリック2トーンルーフ仕様が新たに設定されるなど、全9パターンのカラー展開となっています。
価格帯は、スペーシアが138万500円〜164万7800円。スペーシア カスタムが164万8900円〜195万9100円。スペーシア ギアが168万7400円〜188万4300円です。
なお、メーカーオプションは「スズキ セーフティ サポート非装着車(スペーシア HYBRID G)」がマイナス8万2500円、「アップグレードパッケージ(スペーシア HYBRID X)」が7万7000円、「全方位モニター用カメラパッケージ(スペーシア HYBRID G<スズキ セーフティ サポート非装着車を除く>、スペーシア HYBRID X)」が8万8000円などとなっています。
(塚田勝弘)