■ジャガーXJ次期型と共有する「MLA」アーキテクチャ採用で電動化に対応
世界のクロスオーバーSUV市場を牽引する究極のオフローダー・ランドローバー「レンジローバー」次期型プロトタイプが、ニュルブルクリンクで高速テストを開始しました。
キャッチした最新プロトタイプは、目立つ大型グリル、その両サイドには小さな四角形状のLEDデイタイムランニングライトを備えるヘッドライトを装備しています。サイドビューでは、くっきりとしたショルダーライン、「ヴェラール」「イヴォーク」に採用されている埋め込み式ドアハンドルとはことなる往来型ドアハンドルも見てとれます。
リアエンドでは、リアウィンドウの下にコンパクトなリップを装着することにより、実用性が向上、スリムな縦型LEDテールライトの一部や、クワッドエキゾーストシステムなどが確認できます。
室内では、様々なボタンを備える新設計のステアリングホイール、デジタルインストルメントクラスタ、Touch Pro Duoインフォテインメントシステムが搭載されることになるはずです。
次世代型では、ジャガーのフラッグシップ・セダン『XJ』次期型と共有する「MLA」(Modular Longitudinal Architecture)を採用。現行型の「D7u」アーキテクチャより大幅に軽量化され、マイルドハイブリッド、プラグインハイブリッドなどあらゆる電動パワートレインに対応するとみられます。
予想されるパワートレインは、最高出力400psを発揮する3.0リットル直列6気筒ガソリンターボ+48Vマイルドハイブリッド、最高出力404ps・最大トルク640Nmを発揮する2.0リットル直列4気筒+電気モーターのPHEVをラインアップ。さらに、最高出力570psを発揮するBMW製4.4リットルV型8気筒ガソリンツインターボエンジンが噂されています。
レンジローバー次期型のワールドプレミアは、2020年ないとも予想されていたが、コロナウィルスの影響で遅れが生じている様子で、2021年後半となる可能性もありそうです。
(APOLLO)