■1985年から発売されている「M3」の歴史で初設定
BMWは、現在主力モデル「3シリーズ」に設定されるハードコアモデル・新型「M3」を開発していますが、その派生ワゴンとなる「M3ツーリング」の予告画像をスウェーデンのエージェント経由で入手しました。
同社では、2000年製「M3ツーリングワゴン」が社内向けの研究開発を目的に試作車として制作されたものの市販には至らず、発売されることになれば1985年から発売されている「M3」の歴史で初の設定となります。
入手した画像には、3セダンと同様のL字型LEDテールライト、傾斜の少ないDピラー、ディフューザーの間にはクワッドエキゾーストシステムがインストールされています。
史上初となるM3ツーリングの心臓部には、M3、およびM4と共有する3.0リットル直列6気筒ツインターボチャージャー「S58」エンジンを搭載。最高出力は473hp、コンペティションモデルでは503hpを発揮します。セダンでは6速MTと8速ATのオプションが設定されると思われますが、ツーリングで両方のトランスミッションが提供されるのは不明です。
また後輪駆動なのか、全輪駆動なのかも断定できませんが、後輪駆動が有力といえるでしょう。
M3セダンおよびM4クーペ新型は9月に登場予定ですが、M3ツーリングはM4コンバーチブルの後、つまり2022年後半にワールドプレミアが予想されます。また、北米ではワゴンの需要が少ないため、発売されない可能性が高いと思われます。
(APOLLO)