レクサスIS300&IS300hプロトタイプに清水和夫が速攻全開試乗! 熟成されたプラットフォームで勝負【SYE_X】

■清水和夫の高評価を得たのは2L+ターボのLS300か、2.5L+モーターのLS300hか?

●なんでもかんでもハイブリッドにすりゃいいってもんじゃない!?

2020年6月16日、「クルマを操る楽しさ」を追求し続けているコンパクトFRスポーツセダン、レクサスISがマイナーチェンジし世界公開されましたね。いよいよ今秋に日本でも発売の予定です。

レクサスIS試乗
まずはIS300とIS300hを試乗してみましょう。

2L・直4+ターボ、2.5L+ハイブリッド、そして3.5L・V6と3パターンのパワートレーンが用意されている新ISを待ち望んでいる皆さん、お待たせしました! 国際モータージャーナリスト・清水和夫さんがそのプロトタイプに速攻試乗、いち早く試乗インプレッションをお届けします。

清水和夫さん
今秋発売予定のレクサスIS。早速試してみましょうね。

まずは、2L・直4+ターボのIS300と、2.5L+ハイブリッドのIS300hを比較試乗してみましょう。

●世界的競争になっている2L・4気筒ターボエンジン

まずは、2L・直4直噴+ターボのレクサスIS300 Fスポーツから。元々レクサスの2LターボはNXから出てきたエンジン。最初はちょっと世界の2Lターボと比べてどうかな?と思ったけど、コレはそこそこ良くなっていますね。

IS300試乗
2L・直4ターボのIS300.世界では今、このクラスのエンジン競争が激しくなっています。

でも今、世界の2L・4気筒ターボは強烈な競争が始まっています。AMGやアウディ、ジャガー系にもいいエンジンがあります。

IS300に積まれる2L・4気筒ターボもパワー、トルク、レスポンス…全然申し分ないですね。そしてプラットフォームは新しいものではなく今までの改良版。ということで、むしろ熟成が進んでいるといっていいでしょう。相当しなやかでいいな。

今はSUV系が多いけど、セダンのローフォルム、ローアングルもいいよね。重心も低いし走りは凄くいい。

●ハイブリッドバージョンのIS300hはどうか?

ハイブリッド王国から出てきた2.5L直4エンジン+モーターの組み合わせです。

IS300h
IS300hは2.5L+ハイブリッド仕様です。

先に乗った2L・4気筒ターボと比べると、こちらはNAエンジン+モーターなので、アクセル踏んでエンジンに火が入るとウヨ~ン!って感じで、ターボとは全く乗り味が違う。燃費はコッチのほうが良いんでしょうね。

でもこのハイブリッドは燃費のためというよりは、サーキットを走ってもGの高いハイスピードでもドライビングを楽しめるようなパワートレーンになっていますね。

やっぱりレクサスなので燃費ばかりではなく、走りの楽しさとか快適性に合わせて制御がチューニングされているのかな?という気がします。

IS350とIS300h
IS350とIS300h。楽しくて快適なスポーティセダンの代表です。

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袖ケ浦フォレストレースウェイでIS300、IS300hを全開試乗する清水さんの詳しいインプレッション&清水語録は動画で!

そして、3.5L・V6を積むIS350試乗と、レクサス 製品企画主査・小林直樹氏とのIS対談はこの後すぐ公開!…の予定。

(試乗インプレッション:清水 和夫/動画:StartYourEnginesX/アシスト:永光 やすの)

■SPECIFICATIONS
車名:レクサスIS(北米仕様プロトタイプ)
全長:4710(+30)mm
全幅:1840(+30)mm
全高:1435(+5)mm
ホイールベース:2800(±0)mm
パワートレーン:直列4気筒2.0L直噴ターボ/直列4気筒2.5Lハイブリッドシステム/V型6気筒3.5L
タイヤサイズ:18/19インチ
※( )括弧内は従来型比

【関連リンク】

StartYourEnginesX
https://www.youtube.com/user/StartYourEnginesX

この記事の著者

清水和夫 近影

清水和夫

1954年生まれ東京出身/武蔵工業大学電子通信工学科卒業。1972年のラリーデビュー以来、スーパー耐久やGT選手権など国内外の耐久レースに参加する一方、国際自動車ジャーナリストとして活動。
自動車の運動理論・安全技術・環境技術などを中心に多方面のメディアで執筆し、TV番組のコメンテーターやシンポジウムのモデレーターとして多数の出演経験を持つ。clicccarでは自身のYouTubeチャンネル『StartYourEnginesX』でも公開している試乗インプレッションや書下ろしブログなどを執筆。
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