ワールドプレミア直前。お盆休み前の東京で、未発表の次期「ベンツSクラス」極秘の公道テストを激写

●こんな不思議なラッピングで公道を走っていたら余計に目立つような…?

おや、見たことのないクルマが走っている。

信号待ちをしていたら、対向車線で止まっている怪しいクルマに気が付いたお盆休み直前の都内某所。怪しいっていうか、偽装のラッピングをしているので見るからに新型車の公道テストですね。しっかり右ハンドルです。

立派な車体のセダンです。

立派な車体のセダンです。

問題はこのクルマは一体何かということです。けっこう大きなセダンですよ。

一見したところ「クライスラー」のようなフロントグリル。

正体は、疑う余地なくコレでしょう。

現時点ではまだ未発表の次期「Sクラス」。写真は正式に公開されているテスト風景

メルセデス・ベンツ Sクラスの次期型。もうすぐ正式発表されるようですが、現時点ではテスト中の写真が公開されているのみです。

次期Sクラスのサイドビュー

現行モデルに対してシャープな雰囲気が、偽装を施しているとはいえ実車からは感じました。

次期Sクラスは内装も一気に先進性を増すようで、いくつかの公式写真も公開されています。インパネのセンター部分は縦長の大きなディスプレイをフローティングさせて装着するようですね。

インパネの雰囲気も刷新。大型ディスプレイが特徴的

また、公開されている写真からは後輪操舵が組み込まれ、切れ角もかなり付いていることが分かります。

後輪操舵は結構な切れ角

ところで、世界的にも未発表モデルだからスッピンをさらけ出せないという事情はよくわかりますが、こんな不思議なラッピングで公道を走っていたら余計に目立つような気がするのは、気のせいでしょうか?

新型Sクラスのハイライト?

(工藤貴宏)

この記事の著者

工藤貴宏 近影

工藤貴宏

1976年長野県生まれ。自動車雑誌編集部や編集プロダクションを経てフリーの自動車ライターとして独立。新車紹介、使い勝手やバイヤーズガイドを中心に雑誌やWEBに執筆している。現在の愛車はルノー・ルーテシアR.S.トロフィーとディーゼルエンジンのマツダCX-5。
AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。
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