■スポーツフロントバンパーや19インチのスポーティなアルミホイールを装備
クロスオーバーモデルの「Fiat 500X(フィアット・チンクエチェント・エックス)」に新グレード「500X Sport」が加わり、2020年8月22日から発売されます。
500Xは、2015年10月にフィアット初のコンパクトクロスオーバーSUVとして日本導入されて以来、歴代500シリーズの流れを汲む親しみのあるデザインや大人がゆったりくつろげる居住性、充実した安全装備などにより、アウトドア派のユーザーやファミリー層などの幅広い層から支持を集めてきました。
ジープ・レネゲードとのプラットフォーム共有を感じさせない内・外装のデザインが特徴です。荷室容量は通常時350Lで、後席背もたれを前倒しすると最大時は1000Lまで拡大します。
比較的コンパクトでありながら、高い実用性を備える同SUVに加わった「500X Sport」は、スポーティな内外装や専用サスペンションが採用されています。足まわりには、独自の味付けが施されたスプリングとショックアブソーバーからなる専用サスペンションを装備。ステアリングにも専用チューニングが施され、回頭性が高められたそうです。
エクステリアは、大開口のロアインテークを持つスポーツフロントバンパーをはじめ、ボディ同色サイドスカート、スポーツリヤバンパーといった専用エクステリアにより安定感あるフォルムが構築されています。
随所にダークグレーのアクセントカラーが配置され、19インチの10スポークタイプのアルミホイールやボディ同色ホイールアーチモールディングにより、低重心感を強調。
■レザーを中心とした上質なインテリアも見どころ
一方のインテリアには、レースモデルのテイストが採り入れられたアルカンターラ/レザー仕立てのステアリングホイールをはじめ、メーターフードにもアルカンターラを採用され、上質かつスポーティなムードが漂います。
色はブラックを基調に、随所にダークな色調のアクセントカラーをコーディネイト。シートには高級感のあるブラックレザーが用意され、シート高を「500X Cross」に比べて13mm低く設定することでスポーティなドライビングポジションになるとのこと。
ボディカラーは「500X Sport」専用色のセダクションレッドをはじめ、イタリアブルー、ジェラートホワイト、ファッショングレーの4色が設定されます。なお、既存の「500X」ならびに「500X Cross」も従来どおり設定されます。
「500X Sport」のボディサイズは、全長4295×全幅1795×全高1610mm。搭載されるエンジンは直列4気筒ターボの1331ccで、最高出力151ps/5500rpm・最大トルク270Nm /1850rpm。燃料はプレミアムガソリンを指定します。「500X Sport」の価格は344万円です。
(塚田勝弘)