■VWグループの「MEB」プラットフォーム採用。最強「iV RS」は最高出力360psを発揮
シュコダは、同社初となるフルエレクトリックモデル「エンヤック」を開発中ですが、その市販型プロトタイプをほぼヌードの状態でカメラが捉えました。
捉えたプロトタイプは、太いアウトラインで囲まれたグリル、スリムなヘッドライトを装備するほか、3つにカットアウトされたバンパーにより、エアロダイナミクスやブレーキ冷却効果を高めます。
リアエンドでは、使い勝手のよさそうなテールゲート、ルーフスポイラー、LEDテールライトを確認できます。サイドビューでは、背の高いショルダーライン、わずかにアーチ型のルーフライン、長いフロント&リアオーバーハングを見ることができます。
キャビン内は撮影していませんが、兄弟車となるVW「ID.4」同様のレイアウトが予想され、インストルメントデジタルクラスタの横には、自立型のインフォテイメントシステムを装備する可能性が高いです。市販型では、VWグループの「MEB」プラットフォームに支えられ、後輪駆動および全輪駆動が提供されるといいます。
エントリーレベルのスペックは、最高出力148psを発揮するリアマウントモーターと55kWhバッテリーを搭載し、最大211マイル(340km)の航続距離となります。ミッドスペックでは、62kWhのバッテリーにより最大242マイル(390km)の航続距離を実現します。
RWDでは、82kWhバッテリーを搭載。最高出力204psを発揮し、航続距離310マイル(500km)のパフォーマンスを持ち、全輪駆動では最高出力265psを発揮、82kWhのバッテリーにより最大航続距離は286マイル(460km)となります。
ハイエンドモデルとなる「エンヤックiV RS」は、82kWhバッテリーを搭載し、最高出力360psを発揮すると予想されています。
エンヤック市販型の発売は2021年と予想され、SUVが先に登場した後、クーペモデルが発売となります。
(APOLLO)