フォルクスワーゲンの新型マルチバン「T7」にPHEV版プロトタイプが出現

■フロントフェンダーの充電ポートを確認、直列4気筒エンジン＋電気モーター搭載か？

VWが開発をすすめる次世代マルチバン「T7」の最新プロトタイプをカメラが捉えました。

過酷なニュル北コースで捉えた開発車両はまだ偽装が重いですが、徐々にそのデザインも明らかになっていきています。おそらく、「T6」の後継モデルとなるトランスポーターのパネルバンバージョンで、マルチバン／カラベルMPVと一緒に発売されるはずです。

市販型プラットフォームには「MQB」を採用、最新プロトタイプでは、水平基調のグリルや、新設計されたコンパクトなテールライトが確認できます。またAピラーの三角窓をパネルで偽装、ブラック仕上げのホイールを装着し、ルーフスポイラーは若干長くみえます。

しかし、最大の注目は右フロントフェンダーの充電ポートでしょう。つまり初のプラグインハイブリッドと予想され、直列4気筒エンジン＋電気モーターを搭載すると思われます。

T7次期型では、PHEVのほか、ガソリン、ディーゼル、そしてマイルドハイブリッドなどがラインアップされますが、VWは「ID Buzz」オール・エレクトリックミニバンを開発しており、フルEVバージョンは発売されないはずです。

キャビン内は、ゴルフ新型と似たレイアウトが予想されており、ダッシュボードの中央にインフォテイメントシステム、その横にはデジタルインストルメントクラスタを配置するレイアウトとなると予想されます。

T7のワールドプレミアは、2021年以降が有力です。

（APOLLO）