■開発車両ボディに複数のセンサーユニット装着。航続距離は644kmへ
BMWは、現在フラッグシップサルーン「7シリーズ」次期型を開発しているとみられますが、その派生フルエレクトリック版「i7」市販型プロトタイプをカメラがはじめて捉えました。
これまでの現行型7シリーズをまとったテストミュールから一転、プロダクションモデルの試作車は、SUVのような245/50R19サイズのミシュランパイロットスポーツを履き、より尖ったシャークノーズや新デザインのドアハンドルを備えるほか、ヘッドライトはこれまでより下へ移動しているように見えます。
しかし、生産ユニットでない場合や、カモフラージュの一部の可能性もあり、断定はできません。
注目は、BMWが隠すことのできなかったボディの複数のセンサーユニットです。グリルの真上、シャークフィンアンテナ、各フロントフェンダーに1つずつ設置されており、これは進化した自動運転技術を提供することを示唆しています。
7シリーズ次期型は、ガソリン、ディーゼル、プラグインハイブリッド、そしてフルエレクトリックという4つの異なるパワートレインをラインアップ、同社ではこれを「パワーオブチョイス」と呼んでいます。
また2017年には「ラグジュアリークラス」に、90kWhまたは120kWhのバッテリーパックを搭載することを明らかにしており、「i7」に搭載されると思われます。噂によると、i7の最高出力は、BMWの量産モデル史上、最強となる650psを発揮、航続距離は最大400マイル(644km)に達する可能性があるようです。
フルEV「i7」の発売は、2022年と予想されています。
(APOLLO)