専用フロントマスクでスタイリッシュな「カローラ セダンGR SPORT」が登場

■現行のカローラセダンと異なるフロントマスクが特徴

7月17日、ベルギーでの現地法人でトヨタのヨーロッパ事業を統括するトヨタ モーター ヨーロッパが、カローラセダンに「GR SPORT」を設定したと発表しました。

欧州市場で「カローラハッチバック」「カローラツーリングスポーツGR SPORT」に続いて設定したもので、これにより、3モデルによる「GR SPORT」ファミリーが完成したことになります。

トヨタカローラ「GR SPORT」シリーズ

ちなみに、トヨタのモータースポーツ部門「GAZOO Racing」が手掛ける開発車は、そのチューニング度により「GRMN」「GR」「GRスポーツ」の3階層に分けられており、ベーシック仕様の「GRスポーツ」は専用の外観に加え、ボディやシャシーの強化により、スポーツドライブを楽しめる仕様になっています。

今回発表された「カローラ セダン GR SPORT」では、1.8LのHVモデルと1.6Lのガソリン車をベースに「GR」シリーズに準じたエクステリアを採用。

トヨタカローラセダン「GR SPORT」(上)と国内セダン(下)のフロントマスク比較

ベースモデルとなった欧州向けカローラセダンのフロントマスクはヘッドランプやフロントバンパーのデザインが他の2モデルや国内仕様と異なる独自のデザインで、「GR SPORT」においても同仕様を踏襲しています。

ラジエータグリルやドアミラー、センターピラー、ドア下のサイドシルなどをピアノブラックで統一すると共に、フロントバンパーの両サイドに設定したC字型の黒色ガーニッシュによりワイド感を強調。

トヨタカローラセダン「GR SPORT」のエクステリア
トヨタカローラセダン「GR SPORT」のサイドビュー

インテリアではサポート性に優れるヘッドレスト一体式のフロント・スポーツシートを装備しており、ブラックのヘッドライニングやパンチングレザー仕様のステアリング、GRロゴ入りのフロントスカッフプレートなどを採用しています。

トヨタカローラセダン「GR SPORT」のインテリア
トヨタカローラセダン「GR SPORT」のインテリア

またオプションとしてインテリア・アンビエントライトシステムやLEDエクステリアライト、バイトーン・ブラックルーフ、10スポーク仕様の18インチホイールが設定されています。

トヨタカローラセダン「GR SPORT」のリヤビュー

トヨタ自動車によると、今回の「カローラ セダン GR SPORT」は年内に生産開始、2021年1月から欧州市場で販売を開始するそうで、今後の国内市場における同社の対応が注目されます。

Avanti Yasunori・画像:TOYOTA)

【関連記事】

サーキット走行に適した迫力顔のトヨタ・カローラ 「Apex Edition」を限定発売
https://clicccar.com/2020/07/24/996966/

トヨタが海外で発売したSUV「カローラ クロス」を国内発表した理由とは?
https://clicccar.com/2020/07/12/993528/

カローラスポーツが初代「レビン」風に変身!? TOM’Sから車検対応オーバーフェンダー登場
https://clicccar.com/2020/07/02/990751/

人気のカローラスポーツに走りを鍛えた「GRスポーツ」が設定か?
https://clicccar.com/2020/05/11/976174/

高性能ハッチバック「GRカローラ」は、米国仕様のフロントマスクでデビュー!?
https://clicccar.com/2020/04/11/968966/

【関連リンク】

カローラ セダン(欧州仕様)
https://www.toyota-europe.com/new-cars/corolla-sedan/

この記事の著者

Avanti Yasunori 近影

Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
続きを見る
閉じる