■約1万8000台は先行予約期間を含めた累計受注台数
ダイハツ・タフトが好調なセールスでスタートダッシュを決めたようです。
2020年4月1日に先行予約を開始したタフトは6月10日に発売を開始。先行予約を含めると3か月超であり、発売日からは約1か月となる7月10日時点で、累計受注台数が月販目標台数(4500台)の4.5倍となる約1万8000台となったと発表しました。
コロナ禍により外出自粛が呼びかけられていた期間も含まれ、さらに消費マインドが冷え込む中、先行予約を期間を含めた3か月超とはいえ、新車が売れない状況下ではかなりの健闘といえそうです。
ダイハツは新型タフトについて、年代や性別を問わず幅広い層から支持されていると説明しています。
人気のボディカラーは、「レイクブルーメタリック」、「フォレストカーキメタリック」、「サンドベージュメタリック」の新色3色で、約半数が「メッキパック(ディーラーオプション)」を装着しているそう。今回は、ディーラーオプションでメッキパックを設定していますが、「タフト・カスタム」的な仕様が、最初から設定されていても人気を集めたかもしれません。
主な好評点については、タフで力強さを感じるスクエアなデザイン、圧倒的な開放感をもたらす頭上のガラスルーフ「スカイフィールトップ」、DNGAによる確かな基本・安全性能と、同モデルの特徴が支持されている理由になっているようです。
ダイハツ・タフトは、日常ユースからキャンプなどのアウトドアまで使いやすいユーティリティや高めの最低地上高やアイポイントなど、売れる要素が盛り込まれていて、「スカイフィールトップ」などのオリジナリティのある装備も用意。
軽自動車マーケットは、スーパーハイト、ハイトワゴンが売れ筋ではあるものの、ライバルのハスラーは2020年6月の販売台数で4位にランクインしています。タフトも今後、上位ベスト5の常連になるのか注目です。
(塚田勝弘)