メルセデス・ベンツが新型Sクラスのコックピットを先行公開。最大5ディスプレイ装備へ

■ほとんどの機能はタッチ、スワイプ、音声、またはハンドジェスチャーによりに操作可能に

メルセデス・ベンツは先日、フラッグシップ・セダン「Sクラス」次期型に搭載される最新世代のMBUXインフォテイメントシステムのティザーイメージを公開していましたが、その詳細画像が先行公開されました。

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メルセデス Sクラス 新型コックピット ティザーイメージ

新型となるW223型は、現行モデルとはほとんど共通点を持たない、まったく新しいキャビンを採用。機械的ボタンとスイッチが27個も削減され、完全デジタル化されています。

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メルセデス Sクラス 新型コックピット ティザーイメージ

ライトとフロントガラスのワイパーはこれまで通りのアクセスとなりますが、他のほとんどの機能はタッチ、スワイプ、音声、またはハンドジェスチャーにより操作可能です。空調制御の設定については、中央のディスプレイの下のセクションにあり、複数のサブメニューをナビゲートすることなくアクセスできるといいます。

新型Sクラスでは、最大5つのディスプレイを利用可能で、フルデジタル・インストルメントクラスタ、12.8インチのタッチスクリーンインフォテイメントシステム、および最大3つのリアディスプレイとなります。またキャディラック「エスカレード」同様に、OLEDテクノロジーは往来のLCDより30%少ないエネルギーを消費しながら、より自然な色で、より鮮明なグラフィックを体験できます。

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メルセデス Sクラス 新型コックピット ティザーイメージ

もう一つの目玉は、ナビゲーションと運転支援システムを拡張現実(AR)サポートを備えたヘッドアップディスプレイです。またドライバーのディスプレイは、一見普通の状態に見えますが、4つのディスプレイスタイルと3つのモードで利用でき、デジタルインストルメントクラスタは3Dメガネをかけなくても3次元のバリエーションを持つといいます。

さらに、複数のマイクによる、より高度な音声アシストにより、MBUXが音声がどの席から届いているかを判断するほか、ドアのカードやディスプレイに埋め込まれた仮想ボタンコントロールの代わりに、音声コントロールを利用して、マッサージシートの設定などの変更も行えます。

Sクラス新型のワールドプレミアは9月が濃厚で、今回はティザーキャンペーン3部構成の第一弾となっています。第二弾の7月29日には安全性と快適性に関する詳細、第三弾の8月12日には、豪華なインテリアに焦点が当てられるということです。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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