MAZDA3に2.5Lターボ追加を発表。電子制御AWDで250馬力をしっかり伝達。ボディはハッチバックとセダンがあり【新車】

■MAZDA3に搭載される2.5Lターボは250 hpを発生。前輪スリップを予兆検知するi-Activ AWDを採用

マツダUSAのWEBサイトにて、MAZDA3 2.5Lターボのティザーが始まりました。現時点で発表されているスペックは最高出力250 hp(約186 kW)、最大トルク320 lb-ft(約434 Nm)となっています。

アメリカと日本では微妙に異なるので単純比較はできませんが、CX-8のSKYACTIV-G 2.5Tの最高出力が230 PS(169 kW)・420Nmなので、従来の2.5Lターボより少々パワーアップした仕様になっていると予想されます。

MAZDA3 2.5T
マツダUSAのWEBサイトでティザーの始まったMAZDA3 2.5ターボ。2020年末頃ローンチ予定となっている

ティザーサイトでは、おそらく「ポリメタルグレーメタリック」と思われる外観画像が公開されているだけですが、純正オプションのフロントアンダースカートやBBS製18インチ鍛造ホイールを備えている様子が見て取れます。というよりも、じつはティザーサイトで使われている画像は、MAZDA3のアクセサリー装着状態の写真を使い回したものだったりするのでした。

北米仕様のMAZDA3 2.5Lターボには、ほかにもリアルーフスポイラーもアクセサリーとして用意されているアイテムが装着される模様。ちなみに北米でのMAZDA3 2.5Lターボは、ファストバックとセダンと両ボディに設定される予定で、セダンの場合はトランクリッドにリアリップスポイラーが与えられるということです。これら前後のスポイラー類はブラック色とされ、さらにドアミラーもブラックにすることで、ボディを引き締める効果を狙っています。

最低限のオプション類などを公表
最低限のオプション類などを公表

駆動系は、マツダ自慢の「i-Activ AWD」を採用。FWDを基本に、タイヤスリップを検知するとすぐさまリアに駆動を配分するという制御をしているということです。そのほかADAS機能についても渋滞対応ACCが備わるといいます。

今回のティザーはあくまで北米市場向けで、日本での発売についてはまったくアナウンスされていませんが、日本での展開も十分に期待できる雰囲気を醸し出しています。アメリカ市場でのローンチは2020年末といいますから、日本では年明けの東京オートサロンあたりでお披露目となるのではないでしょうか。大いに期待しましょう。

(山本晋也)

【関連リンク】

北米MAZDA3ターボ・ティザーサイト
https://ja.mazdausa.com/vehicles/2021-mazda3-turbo

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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