■充実装備の世界限定150台モデル
ロータスの本格スポーツカーであるエキシージに、20周年を記念した限定仕様の「ロータス・エキシージ スポーツ 410 20th アニバーサリー エディション」が設定されました。
車両重量(空荷重量)1,110kgという軽量ボディに、3.5Lパーチャージャーエンジンをミッドに搭載。最高出力416PS・最大トルク410Nmを実現。ロータスが「究極のロードカー」と位置づける「エキシージ スポーツ 410」がベースになります。
同限定車は、2000年に発売されたオリジナルの「エキシージ シリーズ1」をリスペクトしたという、レトロ調のボディカラーとデザインが施された世界150台限定生産モデル。なお、発売元のエルシーアイは、日本でのデリバリー開始を2021年1月以降の予定としています。
■オリジナルの「エキシージ シリーズ1」を想起させるレトロ調のボディカラーとデザイン
まずエクステリアで目を惹くのは、レトロ感のあるボディカラーで、インテリアを中心に内外に与えられた特別装備品の充実ぶりも特徴。
外観は、2000年の「エキシージ シリーズ1」を記念してアップグレードされ、ボディ同色のルーフ&サイドエアインテークポッド&リヤウイング、そしてリヤホイール前に装着される「シャークフィン」状のブラックストーンチッププロテクターが用意されています。
ノスタルジックなムードはインテリアも同様。アルカンターラのトリムはそれぞれ異なったカラーになり、シートはオリジナルの「エキシージ シリーズ1」が反映されたパネルのステッチが施されています。
「20周年記念」のブラックシルエットロゴも同限定車を彩るアクセントです。サイドリピーターランプ上のフロントウイング部とリヤバンパーに配置。
また、インテリアではシートバックに刺繍が施され、ダッシュボードに用意されたビルドプレートにもエンボス加工が施されています。リヤウイングのエンドプレートには、特徴的な「20」のロゴも追加されています。
「ロータス・エキシージ スポーツ 410 20th アニバーサリー エディション」は、「クロームオレンジ」、「レーザーブルー」、「カリプソレッド」などの「エキシージ シリーズ1」に用意されていた3つの特別ボディカラーを採用。また、オリジナルの「ノーフォークマスタードイエロー」を想起させる「サフランイエロー」、「モータースポーツブラック」、「アークティックシルバー」も設定されています。
走りに関する装備では、ナイトロン製3段階調整式ダンパーが標準装備されます。ダンパー(バンプ、リバウンド)の可変設定により、好みやサーキットを含めたシーンに応じたサスペンション設定が可能。
外観ではフロントスプリッター、フロントアクセスパネル、リヤテールゲートパネルはカーボン製になります。
さらに、特別ペイント&特別デカールに加えて、20周年記念ブラックカーペットマット、フルブラックカーペット、ボディ同色HVACパネル、カーボンスポーツシート、防音仕様、クラリオン製のCD/MP3/WMA オーディオ&4スピーカー(日本標準装備)、クルーズコントロールなどが標準で用意されます。ほかにも、カーボンシルカバー、リチウムイオンバッテリー+バッテリーコンディショナー、チタニウムエキゾーストがオプション設定されます。
「ロータス・エキシージ スポーツ 410 20th アニバーサリー エディション」の価格は、ボディカラーを問わず1358万5000円(税込み)。特別装備は、オプション価格として算出できる額だけでも94万500円相当分が上乗せされています。
エキシージの20周年記念モデルは、本格派のミッドスポーツカーとしての資質を維持しながら、上記の特別カラーや装備により、商品性、快適性などが大幅に向上していて、ファンには見逃せない仕様になっています。
(塚田勝弘)