■LWBでは後部ドアを延長、5.9インチ(15センチ)ホイールベースが長く
ジャガーが開発を進める、欧州Eセグメントモデル『XF』ファミリー改良型ですが、初の設定となるLWB(ロングホイールベース)およびワゴン「スポーツブレイク」両プロトタイプを同時スクープしました。
捉えた両プロトタイプとも、ベルトラインから下を厳重にカモフラージュ。ヘッドライトやテールライトをはじめ、フロント&リアバンパーが再設計されるほかグリルもリフレッシュされます。
キャビン内では、コンパクトモデル「XE」が搭載する12.3インチデジタルゲージなど新技術を流用するほか、アップデートされたインフォテイメントシステム、HVACシステム制御用タッチスクリーンディスプレイなど搭載するなど、BMW「5シリーズ」やメルセデス・ベンツEクラス、アウディ「A6」など他エグゼクティブモデルに対抗していきます。
LWBでは後部ドアを延長し、5.9インチ(15センチ)ホイールベースが長くなります。おそらく中国市場専売となるはずです。
パワートレインは、最高出力200ps・250ps・300psを発揮する2.0リットル直列4気筒「インジニウム」ガソリンターボエンジンがラインアップされるほか、欧州の厳しい規制をクリアするディーゼルエンジをラインアップ。
注目は最高出力400ps・最大トルク550Nmを発揮する、新開発の3.0リットル直列6気筒を搭載するマイルドハイブリッドです。
XFファミリー改良型は2020年後半から順次デビューし、2021年前半にはラインアップが揃う予定です。
(APOLLO)