■初代「E24型」からインスパイアされた「シャークノーズ」を装備
BMWの2ドアスポーツ「6シリーズクーペ」が復活する可能性があるという情報を入手、その予想CGを入手しました。
6シリーズは、当時BMWのフラッグシップクーペとして、1976年に初代「E24」型が登場。「世界一美しいクーペ」と称され、1989年まで製造されましたが一時生産終了。1990年から1999年までは「8シリーズ」が後継モデルとして発売されました。その後「E63/E64」型が2003年に復活、14年ぶりに第2世代として発売されました。
しかし、2017年頃には販売不振になり、クーペ、コンバーチブル、グランクーペは新型8シリーズへ移行。現在6シリーズファミリーは、「GT」のみの販売となっているうえ、GTの存続も危ぶまれているのが現状です。
今回予想CGで協力を得たのはロシアのデザイナー、Grigory Butin氏です。同氏は、VW商用車デザイナーとして、4年間努めた経歴を持ちます。
そのエクステリアは、E24からインスパイアされた「シャークノーズ」、長いフロントエンドとリアエンド、最新のLEDデイタイムランニングライトを装備。またポップアップドアハンドル、電子サイドミラー、大径ホイール、巨大ブレーキ、アグレッシブでスリムなヘッドライトも確認できるほか、初代から継承される流麗なルーフラインが印象的です。
リアエンドでは、跳ね上がるようなダックテールスポイラー、スポーティなテールライトなど、となりに並ぶ初代E24と比較するとその進化がよくわかります。
5月に発表された最新の6シリーズGTのパワートレインは、48Vスタータジェネレーターを装備するマイルドハイブリッドシステム搭載モデルも存在しますが、予想CGではエキゾーストシステムが見られないことからもフルエレクトリックモデルとして登場する可能性もありそうです。
(APOLLO)