■特定の波長の光を反射する専用ボディカラー「ストラクチュラルブルー」
以前お伝えしたように、レクサスの最上級クーペ・LCに加わった「LC500 Convertible」。内外装のデザインや機能性へのこだわりはもちろん、静粛性や5.0L V8の自然吸気エンジンの咆哮を楽しめる仕掛け(デバイス)も用意されています。
LCコンバーチブルの導入を記念して特別仕様車の「LC500 Convertible“Structural Blue”」が60台限定で設定されました。
その内40台はオーナー向けの先行商談を開始しており、20台を一般向けの抽選発売分として6月18日からウェブ上での商談公募が開始されています。
「LC500 Convertible」をベースに、華やかさが際立つ専用ボディカラーの「ストラクチュラルブルー」と、専用のインテリアカラー「ライムストーン」を用意。このコーディネイトは、イタリアはナポリのカプリ島にある「青の洞窟」をモチーフとしています。
●専用インテリアカラー、ソフトトップカラーで鮮やかな色合い
専用ボディカラーの「ストラクチュラルブルー」は、海の青と同様に、特定の波長の光を反射する構造発色の原理を持つそうで、唯一無二の鮮やかな青を実現したというレクサス独自のカラー。白い海底に見立てた内装色の「ライムストーン」との組み合わせにより、ボディカラーの青を際立たせて、自然が生み出す奇跡の現象を表したそう。
「インテリアはエクステリアの一部である」というLC500 Convertibleのデザイン思想を象徴する特別な一台として、選ばれたオーナーに非日常的なドライビング体験をもたらすはず。
特別装備されるのは、上記のボディカラー、インテリアカラーに加えて、専用ルーフカラーの「マリーンブルー」、フロント245/40RF21・リヤ275/35RF21ランフラットタイヤ&鍛造アルミホイール(ポリッシュ仕上げ+ブラック塗装)、カラーヘッドアップディスプレイ、CFRP製の特別仕様車専用スカッフプレートになります。
特別仕様車“Structural Blue”の価格は1650万円。ベース車の「LC500 Convertible」は1500万円ですので、150万円高となっています。
じつにコンパクトカー1台分の価格上乗せになっていますが、レクサスがこだわったカラーコーディネイト、専用アルミホイールなどによるスペシャルな仕様は、日本のコンバーチブルの中でもかなり希少な存在になりそうです。
(塚田勝弘)