■「サステナブル・スウェディッシュ・ラグジュアリー」を表現したファブリックシート
ボルボXC60、XC90の両SUVに、48Vマイルドハイブリッドの「B5」仕様が追加されています。最上級SUVとなるXC90は、日本市場で2018年は1018台、2019年は990台を販売したそうです。
2020年6月16日、そのXC90の48Vハイブリッドモデルに、特別限定車の「XC90 B5 AWD Tailored Wool Edition(テイラードウール・エディション)」が15台限定設定され、同日から発売されています。
全長4950×全幅1930×全高1775mmという堂々たるサイズのXC90。特別仕様車のベースは、ボルボ初の新開発48Vマイルドハイブリッド「B5」が搭載された「XC90 B5 AWD Momentum」。
「B5」パワートレーンは、ISGM(インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター・モジュール)による回生ブレーキで発電された電力を48Vリチウムイオンバッテリーに溜め、エンジンの始動や動力補助を担う、マイルドハイブリッドシステムを搭載するものです。
●環境負荷を抑えた最上級ファブリックシート
さらにスターターモーターに代わってISGMを使ってエンジン始動をすることで、再始動時のノイズや振動も抑えられ、静粛性が高まっています。
自社製エンジンである「Drive-E」が第3世代に移行し、エンジンにも手が入れられていて、気筒休止機構による省燃費性能やスムーズな走りが魅力となっています。
15台という貴重な限定車である「XC90 B5 AWD Tailored Wool Edition」は、ウールがブレンドされた「テイラードウールブレンド・スポーツシート」が最大の見どころ。
さらに、スカンジナビアンデザインのスタイリッシュなインテリアに、専用シートとブラックアッシュのウッドパネルが映えています。
新採用の「テイラードウールブレンド・シート」は、ウール30%とリサイクルポリエステル素材70%からなる、上質なテキスタイル布地が使われた最上級のファブリックシート。
ボルボは、環境負荷を最小限に抑えることを目標の1つとしていて、2040年までに気候のバランスを崩さないクライメートニュートラルな製造業となることを目指しているそうです。
このリサイクル素材を含む、新たなシート素材の開発と持続可能な責任ある製造方法を採用することで、ボルボの新しい価値観である「サステナブル・スウェディッシュ・ラグジュアリー」を表現したとしています。
ほかにも、5マルチスポーク・ダイヤモンドカット/マットグラファイトの専用20インチアルミホイール(フェンダーエクステンション・ワイドタイプ)、チルトアップ機構付電動パノラマ・ガラスサンルーフなどの人気オプションも用意されています。
クライメート・パッケージ(リヤドアウインドウ・サンブラインド、ステアリングホイールヒーター、リヤ2列目シートヒーター)、harman/kardonプレミアムサウンド・オーディオシステムなども装備。
ボディカラーは、「サヴィルグレーメタリック(5台)」「バーチライトメタリック(10台)」の2色展開です。
ディーラー特別限定車になる「XC90 B5 AWD Tailored Wool Edition」の価格は、896万円です。
(塚田勝弘)