■「e-POWER」および三菱「アウトランダーPHEV」の技術を投入?
日産が海外で展開するクロスオーバーSUV「キャシュカイ」(日本名:デュアリス)の次期型プロトタイプをカメラが初めて捉えました。
デュアリスは2007年から2014年まで日本で発売されていましたが、生産終了後は海外で「キャシュカイ」「ローグスポーツ」などの車名で販売が継続されているモデルです。海外専売となってからこれが初のフルモデルチェンジとなります。
日産は今後18ヶ月でモデルラインアップを刷新することを発表、ティザームービーでは次期フェアレディZや、この新型キャシュカイらしきシルエットも見ることができました。
初めて捉えたプロトタイプは偽装が重いうえに望遠のため、デザインの詳細は不明です。
しかし、ヘッドライトの内部には2本のLEDデイタイムランニングライトらしきものが光っているほか、新型ジュークから継承されるリアクォーターパネル、傾斜したハッチガラスなど、ダイナミックなリアエンドが確認できます。
新しいプラットフォームへの移行はせず、「CMF」アーキテクチャを採用、「IMQ」コンセプトからインスパイアされたエクステリアデザインが予想されます。
また、コックピットでは再設計されたダッシュボード、アップデートされたインフォテイメントシステムの搭載は確実といえそうです。
パワートレインではディーゼルエンジンの廃止が濃厚で、代わりに2つの新しいハイブリッドシステムが用意される可能性がありそうです。一つはe-POWER搭載モデル、もう一つは三菱の新型アウトランダーPHEVのプラグインハイブリッド技術搭載モデルです。
新型キャシュカイのワールドプレミアは2020年後半と予想されています。
(APOLLO)