新型レクサスISには最新の車載インフォテイメント、先進安全装備が搭載

■「Apple CarPlay」「Android Auto」などに対応

機能面では最新のマルチメディアシステムが用意され、使い勝手も向上しています。操作性を向上させるべく、タッチパッドに加えて、新たにタッチディスプレイ化され直感操作が可能に。

さらに「SmartDeviceLink」「Apple CarPlay」「Android Auto」に対応し、手持ちのスマホ(iPhoneやAndroidスマートフォン)を10.3インチタッチワイドディスプレイに連携させることで、画面操作や音声操作が容易にできます。

新型レクサスIS
新型レクサスISのオーディオ、エアコンパネル

安全装備では、従来の「Lexus Safety System +」に採用されている「単眼カメラ+ミリ波レーダー」は、構成はそのままに性能、機能を向上。

新型レクサスIS
「Lexus Safety System +」の性能向上、機能の追加が図られている

具体的には、単眼カメラとミリ波レーダーの性能向上によって、昼間の自転車や夜間の歩行者も検知可能な「プリクラッシュセーフティ」の対応領域を拡大。

交差点の右折前に前方から来る対向車や、右左折時に前方から来る横断歩行者も検知可能になっています。さらに、ドライバーの操舵をきっかけに車線内で操舵をアシストする緊急時操舵支援や低速時の事故予防をサポートする低速時加速抑制などの機能が追加されています。

新型レクサスIS
「レーントレーシングアシスト(LTA)」の車線認識性能が向上した

快適なロングドライブをサポートする機能もブラッシュアップされています。

高速道路などの自動車専用道路などにおいて、設定された車速内で前走車との距離を一定になるよう加減速制御する「レーダークルーズコントロール」、同一車線内中央を走行できるよう操舵を支援する高度運転支援機能「レーントレーシングアシスト(LTA)」の車線認識性能が向上。

LTA作動時は、カメラによる白線認識にAI技術が活用され、コーナーの大きさに合わせてあらかじめ減速する制御が追加されました。コーナー走行時の横Gを常に一定にすることで、安定した快適な走行を実現するだけでなく、より半径の小さなカーブやトンネル内でも途切れの少ない運転支援が可能になったそう。

新型レクサスIS
駐車場などでのペダル踏み間違い事故や、バック出る際の接触事故による被害軽減に寄与する「パーキングサポートブレーキ」などを用意

ほかにも、先行車や対向車を検知し自動でハイビームを制御する「オートマチックハイビーム(AHB)」、カメラで主要な道路標識を読み取ってメーター内に表示する「ロードサインアシスト(RSA)」、ドライバー異常時停車支援システム(LTA連動型)を用意。

LTAは、制御中にドライバーの無操作状態が継続した場合、音と表示と緩減速による警告でドライバーに操作を促すほか、ハザードとホーンで車外に異常を報知しながら自車線内に減速停車し、自損・加害事故の回避・事故被害低減を支援する機能です。さらに停車後、ドア解錠やヘルプネット自動接続による救命要請も行われます。

また、駐車場などにおけるアクセルとブレーキのペダル踏み間違い時の衝突や、接近する後方車両との接触事故による被害軽減に寄与する「パーキングサポートブレーキ」、車両周辺の安全確認をサポートする「パノラミックビューモニター」なども用意されています。

新型レクサスIS
新型レクサスISのフロントシート

新型レクサスISのインテリアは、2トーンカラーの設定や車載インフォテイメントシステムの使い勝手向上が盛り込まれ、先進安全装備も最新世代になり、レクサスの売れ筋セダンとして存在感がより高まるそうです。

(塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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