■新型ディフェンダーと2ショット披露、エクステリアを再設計して人工知能搭載
ランドローバーのフラッグシップであるとともに、世界を代表する超高級クロスオーバーSUV「レンジローバー」の次世代型プロトタイプをカメラが捉えました。
今回のプロトタイプでは、新型「ディフェンダー」との2ショットを披露してくれました。カモフラージュは厳重ですが、後部ドアが長く、これがLWB(ロングホイールベース)車両であることがわかります。
正面には幅の広い長方形グリルがあり上部の角には、コンパクトな長方形ヘッドライトが取り付けられています。またワイドでフラットなフードには、フェンダーに巻き付くクラムシェルデザインが採用されます。
次世代型では、ジャガーのフラッグシップ・セダン「XJ」の次期型と共有する「MLA」(Modular Longitudinal Architecture)を採用。現行型の「D7u」アーキテクチャより大幅に軽量化され、あらゆる電動パワートレインに対応するとみられています。
キャビン内では、昨年「Velar」(ヴェラール)で見られたTouch Pro Duoシステムのアップデート版を採用、2つの10.0インチディスプレイを搭載、「E-Pace」で採用された「Smart」セッティング拡張バージョンも含まれます。
人工知能システムは座席や鏡の位置、ディスプレイの好みなど、ドライバーの習慣を先取りし、天候に応じてエアコンの調整もおこないます。またコネクテッドカーテクノロジーは、玄関の鍵を開けたり、キッチンの照明をつけたり、帰宅中にテレビの電源を入れたりする機能を提供してくれます。
パワートレインは、3.0リットルV型6気筒ディーゼルを始め、3.0リットルV型6気筒ガソリンスーパーチャージャーがキャリーオーバーされるほか、5.0リットルV型8気筒ガソリンスーパーチャージャーエンジンは、BMW製4.4リットルV型8気筒ツインターボガソリンエンジンに置き換えられると予想されます。
さらに直列6気筒のマイルドハイブリッド、EV後続50kmのプラグインハイブリッド、そしてフルEVなど電動化が加速します。
ワールドプレミアは最速で202年内と予想されていますが、2021年になる可能性もありそうです。
(APOLLO)