■開催方式は都度検討も、国内主要レースのスケジュールが出そろう
6月10日、スーパー耐久のオーガナイザーであるスーパー耐久機構(STO)とスーパーフォーミュラのオーガナイザーである日本レースプロモーション(JRP)が相次いで改定スケジュールを発表しました。
これで先に発表されたSUPER GTを含めて、国内主要レースの改定スケジュールが発表されたことになります。
スーパー耐久はピレリスーパー耐久シリーズ2020として下記の通りのスケジュールとなります。
【公式テスト】
7月30日 富士スピードウェイ(ナイトランあり)
【第1戦】
9月4~6日 富士スピードウェイ 24時間レース
【第2戦】
10月10~11日 スポーツランドSUGO 3時間レース×2
【第3戦】
10月31~11月1日 岡山国際サーキット 3時間レース×2
【第4戦】
11月21~22日 ツインリンクもてぎ 5時間レース
【第5戦】
12月12~13日 オートポリス 5時間レース
【第6戦】
2021年1月23~24日 鈴鹿サーキット 5時間レース
開幕戦はなんと富士24時間レース! いきなり24時間レースということで各チームとも7月末のテストは気合を入れてくることが予想されます。
そして今年のスーパー耐久はGRスープラやGRヤリスの参戦もあり、これまで以上の注目度のあるシリーズが予想されます。しかしながら観客を入れての開催かどうかは今回の発表では言及がなく、その都度の状況を見て判断していくこととなりそうです。
また今年は10月と11月にレースが集中していることなどから、全6戦中5戦分のポイントでランキングを決定するとのことで、チームの負担を軽減するとのこと。
12月中旬のオートポリスと年をまたいで1月後半の最終戦鈴鹿は降雪の可能性も否めません。どのレースのポイントを使ってランキングを獲っていくか、チームごとのシビアな作戦にも注目でしょう。
そしてスーパー耐久のイメージガール「D’STATION FRESH ANGELS」のライブパフォーマンスも行われるのかどうか。こちらも気になるところです。
■スーパーフォーミュラは鈴鹿でダブルヘッダーの全7戦を開催
スーパーフォーミュラは鈴鹿サーキットで開催される予定だった開幕戦を吸収し、全6大会7戦での開催となります。
スーパーフォーミュラの開催スケジュールは下記の通りとなります。
【第1戦】
8月29~30日 ツインリンクもてぎ
【第2戦】
9月26~27日 岡山国際サーキット
【第3戦】
10月17~18日 スポーツランドSUGO
【第4戦】
11月14~15日 オートポリス
【第5・6戦】
12月5~6日 鈴鹿サーキット
【第7戦】
12月19~20日 富士スピードウェイ
なお、全ての大会で全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権とTCRジャパンシリーズが併催されます。
SUPER GTでは富士スピードウェイ、鈴鹿サーキット、ツインリンクもてぎの3サーキットに絞っての開催発表でしたが、スーパー耐久とスーパーフォーミュラは主要6サーキットをめぐるスケジュールとなっているところがポイントです。
特にSUPER GTが開催されないスポーツランドSUGO、岡山国際サーキット、オートポリスの周辺の方々にとっては大きな楽しみとなることは間違いないでしょう。
だからこそコロナ禍が早く終息して観客動員開催となることを願って止みません。
(写真・文:松永和浩)
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