■感染の影響を踏まえて、無観客での開催が前提
6月4日、スーパーGTシリーズを運営するGTアソシエイションは新型コロナウイルスの影響に伴う2020シーズン改訂最新版スケジュールを発表しました。これによると富士スピードウェイ、鈴鹿サーキット、ツインリンクもてぎの3カ所で全8戦を行なうこととなります。
全8戦のうち前半4戦は無観客開催となり、後半4戦は基本的には無観客開催を前提としながらも、感染拡大状況や社会情勢などを考慮して観客を入れての開催も視野に入れているとのこと。
開幕は7月18日~19日の富士スピードウェイ。全8戦のうち富士スピードウェイで4レースを開催、鈴鹿サーキットとツインリンクもてぎはそれぞれ2回ずつの開催となります。
スポーツランドSUGO、岡山国際サーキット、オートポリスは2020年のSUPER GT改定スケジュールでは開催されないということになっています。
また、第8戦のスケジュールは今回の改定スケジュールでは2パターンが用意され、状況次第ではオプションとしてタイ・ブリーラム戦が組まれる可能性があります。しかし、当初予定されていたマレーシア・セパン戦は除外となっています。
今回発表になったスケジュールは下記のとおりです。
【無観客開催】
公式テスト:6月27日~28日 富士スピードウェイ
第1戦:7月18日~19日 富士スピードウェイ
第2戦:8月8日~9日 富士スピードウェイ
第3戦:8月22日~23日 鈴鹿サーキット
第4戦:9月12日~13日 ツインリンクもてぎ
【基本的には無観客開催としながら今後の感染状況や社会情勢などを踏まえ開催方式を検討】
第5戦:10月3日~4日 富士スピードウェイ
第6戦:10月24日~25日 鈴鹿サーキット
第7戦:11月7日~8日 ツインリンクもてぎ
第8戦:以下の候補で調整中
12月26日~27日チャーン・インターナショナル・サーキット(タイ)
11月28日~29日 富士スピードウェイ
■無観客開催でファンはどうやって観戦?
プロ野球などで無観客開催となってもテレビ中継で試合の様子を見ることができますが、SUPER GTではどのように観戦することができるのでしょうか? 特に今年から新規格となったGT500クラスのマシンの活躍は大いに気になるところです。
SUPER GTでのテレビ中継は昨年同様J-SPORTSの有料チャンネルが全戦を予選、決勝ともに放送します。またSUPER GTのYoutubeチャンネル「SUPER GT Official Channel」では、1:予選、決勝日の夜に5分程度のダイジェストを公開、2:予選ポール車両のアタックラップを公開、3:レースから3週間後に決勝レースを公開を行う、とのことです。
無観客となることでピットウォークは行われることは無いでしょうが、ドライバー紹介やレースクイーンによるグリッドボードの掲出などSUPER GTならではのコンテンツがどうなっていくのかについてはまだ発表されていません。
しかし無観客ではあっても、こういったSUPER GTならではのコンテンツは変わらぬ状態で開催がされることを期待します。
(写真・文:松永和浩)
【関連リンク】
SUPER GT オフィシャルサイト
https://supergt.net/