欧州市場にもPHEVモデル投入へ。VWトゥアレグ GTE市販型プロトタイプをキャッチ!

■フロントグリルに「GTE」バッジを装着。デビューは今年後半?

VWは今年2月、フラッグシップ・クロスオーバーSUV「トゥアレグ」に最も強力な「R」を設定しましたが、今度はPHEV「トゥアレグGTE」が欧州市場に投入されることが確実となりました。

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VW トゥアレグ GTE 市販型プロトタイプ

「R」は、最高出力340psを発揮する3.0リットルV型6気筒ガソリンターボエンジン+136psを発揮する電気モーターを搭載、システム最高出力462ps・最大トルク700Nmを発揮するスーパーSUVです。

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VW トゥアレグ GTE 市販型プロトタイプ

現行型トゥアレグは、2018年4月にリリース、同時に中国市場向けPHEVバージョンを発表しています。

最高出力231psを発揮する2.0リットル直列4気筒ガソリンエンジンと、最高出力136psの電気モーター、18kWhのバッテリーパックを備えたプラグインハイブリッドシステムを採用。システム最高出力は367psを発揮、欧州バージョンでも同様のパワートレインが予想されます。

ただし、中国版のEV航続距離が36マイル(58km)なのに対し、欧州バージョンではWLTP制度が厳格であることを考慮すると、若干短くなる可能性があるでしょう。

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VW トゥアレグ GTE 市販型プロトタイプ

フルヌード状態で捉えたプロトタイプは、フロントグリルに「GTE」バッジを装着。バンパーのエアインテーク形状が若干異なっている以外、中国版とほぼ同じデザインが採用されていることが確認できます。

トゥアレグGTEのデビューは2020年後半が有力で、派手で高価すぎる「トゥアレグR」より、低排出ガスを重視する顧客を対象として発売予定です。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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