■2.5リットル直列5気筒搭載し420psを発揮。新型ゴルフRと対決へ
アウディのハッチバック・新型「A3」の頂点に君臨する「RS3スポーツバック」市販型プロトタイプが、ニュルブルクリンクで高速テストを開始しました。
キャッチしたプロトタイプはカモフラージュも薄く、現行型と比較して絞られたボンネットフードのキャラクターライン、より鋭さを増したヘッドライト、ワイドなハニカムメッシュグリル、縦に伸び、再設計されたコーナーエアインテークを装備するなど大きな進化がみられます。
リアビューではスポーティなLEDテールライトを装備するほか、フロントフェンダー後部にはエアアウトレット、楕円形の中がさらに分割されたクワッドエキゾーストパイプも確認できます。
また、ベースモデルよりワイド化されたフェンダーや大きなサイドスカートなど、RSならではのエアロパーツも装着されています。
系列グループながら、ライバルとなるVW「ゴルフ」も現在最強モデル「R」を開発しており、こちらは2.0リットル直列4気筒ガソリンエンジンを搭載し、最高出力は333psを発揮。
「4モーション」AWDシステムとDSGデュアルクラッチATが組み合わされ、0-100km/h加速は4.6秒、最高速度は270km/hのハイパフォーマンスが予想されています。また、ハイエンドバージョンでは400ps以上も噂されています。
対するRS3スポーツバックでは、2.5リットル直列5気筒ガソリンエンジンを搭載。最高出力は現行型より20ps向上した420ps、最大トルクは500Nmを発揮し、「パフォーマンス」バージョンでは最高出力450psまで向上するといいます。
どちらもデュアルクラッチオートマチックトランスミッション、および4WDシステムのクワトロ、ドリフトモードなどを標準装備するとみられます。
新型コロナウィルスの影響により、ワールドプレミアは未確定ですが、今年後半には、オンラインでのお披露目が期待できそうです。
(APOLLO)