アウディ自慢のホットハッチ「RS3」次期型、ニュルブルクリンクで高速テストを開始

■2.5リットル直列5気筒搭載し420psを発揮。新型ゴルフRと対決へ

アウディのハッチバック・新型「A3」の頂点に君臨する「RS3スポーツバック」市販型プロトタイプが、ニュルブルクリンクで高速テストを開始しました。

アウディ RS3_003
アウディ RS3 新型プロトタイプ

キャッチしたプロトタイプはカモフラージュも薄く、現行型と比較して絞られたボンネットフードのキャラクターライン、より鋭さを増したヘッドライト、ワイドなハニカムメッシュグリル、縦に伸び、再設計されたコーナーエアインテークを装備するなど大きな進化がみられます。

アウディ RS3_009
アウディ RS3 新型プロトタイプ

リアビューではスポーティなLEDテールライトを装備するほか、フロントフェンダー後部にはエアアウトレット、楕円形の中がさらに分割されたクワッドエキゾーストパイプも確認できます。

また、ベースモデルよりワイド化されたフェンダーや大きなサイドスカートなど、RSならではのエアロパーツも装着されています。

系列グループながら、ライバルとなるVW「ゴルフ」も現在最強モデル「R」を開発しており、こちらは2.0リットル直列4気筒ガソリンエンジンを搭載し、最高出力は333psを発揮。

「4モーション」AWDシステムとDSGデュアルクラッチATが組み合わされ、0-100km/h加速は4.6秒、最高速度は270km/hのハイパフォーマンスが予想されています。また、ハイエンドバージョンでは400ps以上も噂されています。

アウディ RS3_004
アウディ RS3 新型プロトタイプ

対するRS3スポーツバックでは、2.5リットル直列5気筒ガソリンエンジンを搭載。最高出力は現行型より20ps向上した420ps、最大トルクは500Nmを発揮し、「パフォーマンス」バージョンでは最高出力450psまで向上するといいます。

どちらもデュアルクラッチオートマチックトランスミッション、および4WDシステムのクワトロ、ドリフトモードなどを標準装備するとみられます。

新型コロナウィルスの影響により、ワールドプレミアは未確定ですが、今年後半には、オンラインでのお披露目が期待できそうです。

(APOLLO)

この記事の著者

APOLLO 近影

APOLLO

アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
続きを見る
閉じる