■フロントエンドには993から継承するレトロな丸形ヘッドライト装備
「ポルシェが、993ターボ25周年を記念してハードオフローダーバージョンを開発したら」という、予想CGを入手しました。
同社「パナメリカーナ」と多くの共通デザインを持つ993は、1993年から1998年まで販売されており、ポルシェ最後の空冷モデルとしても有名です。
今回協力してくれたCGデザイナーのEmre Husmen氏にとって「993」911は、90年代に子供の頃夢中になった思い入れのあるモデルだといいます。
制作したCGは、車高をアップ、フェンダーを拡張した「911サファリ」のレプリカを作るのではなく、新たに4代目911となる993をベースとしてCGを制作、『911X』と名付けられています。
フロントエンドには、993から継承するレトロな丸形ヘッドライトと最新のLEDデイタイムランニングライトを融合、アグレッシブなバンパー、スキッドプレートはサイドにも装着されています。
サイドにはオーバーアーチ、足回りには巨大な24インチホイールを装備、高さ調整可能なサスペンションシステムを搭載しています。また後部を横断するバッシュプレート、大型リアウィング、分厚いディフューザーなど、ポルシェとしては現実的でなないものの、遊び心ある強いインパクトを与える夢のポルシェと言えそうなエクステリアです。
パワートレインは、3.6リットル空冷式水平対向6気筒エンジンを搭載。全輪駆動と組み合わされて、最高出力600hp・最大トルクは800Nmまで向上すると想定しています。
(APOLLO)