■最新プロトはスワンネック・ウィングを再び装着
ポルシェのコンパクトクーペ「ケイマン」に設定されるハードコアモデル、「ケイマンGT4 RS」の最新プロトタイプが、ニュルブルクリンクで高速テストを開始しました。
ケイマンGT4 RSの開発車両は2月にもスウェーデンで捉えましたが、最新プロトタイプではいくつか変化が見られます。
コンパクトな「GT4」リアウィングは、以前に付けていたスワンネック・ウィングに再変更、足回りではセンターロックホイールを廃止し、ボンネットフードにはエアインテークが確認できます。
プロトタイプでは開発の各段階で様々なテストを行い、最終的な量産モデルへたどり着くため、どちらが最終デザインかは現段階で判断できません。
ただ、ミッドマウントエンジンを冷却するために取り付けられているリアサイドウィンドウ部分のルーバーは、引き続き見てとれ、市販型の有力なパーツと言えそうです。
パワートレインでは、4.0リットル水平対向6気筒エンジンを搭載、最高出力450psと思われましたが、最新情報では、なんと500psまで達する可能性があるといいます。これが事実なら、新型「911 GT3」にとっても驚異となるでしょう。
トランスミッションは「911GT3 RS」と同様にPDKデュアルクラッチのみの設定で、ワールドプレミアは、最速で2020年内、遅れれば2021年前半となりそうです。
(APOLLO)