日本初のEV救急車が東京消防庁の「デイタイム救急隊」に向け日産自動車から納車

■静粛性が高く振動の少ない救急車は患者や隊員の負担軽減にも

いきなり私事で恐縮ですが、私の父親は東京消防庁で救急救命士として長年働いてきました。消防・救急などのお仕事は、父が現役の時から少数派でありながらも女性が活躍していた話を聞いています。しかし、ご想像の通り厳しい職務であり男性が中心の職場というのが現状で、結婚後に育児などのため退職する人も少なくないといいます。また、東京消防庁管内での異動も定期的にあり、保育園や学校などの関係からも育児との両立も容易ではないと想像できます。

日産自動車 EV救急車
池袋消防署に納車された日産自動車のEV救急車

そして、現在の東京消防庁には、平日の昼間限定で活躍する「デイタイム救急隊」があるそうです。これは、2019年5月、東京消防庁の働き方改革の一環として、平日の日中にのみ運用される救急隊として池袋消防署に発隊されたもの。女性の活躍の場を維持するのはもちろん、女性の怪我人などによっては、女性の救急隊の方が話をしやすいなどの配慮もあるようです。

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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