■コードネーム「X223」、6.0リットルV型12気筒エンジン搭載で630ps
先日、メルセデス・ベンツの最高級サルーン「マイバッハSクラス」次期型プロトタイプを捉えましたが、今度はそのコックピットを激写しました。
キャビン内では新デザインのステアリングホイールを装備、その奥には高精細フルデジタルクラスタ、センターにはiPad Pro12.9より大型とみられる巨大ナビゲーション・タッチスクリーンを搭載しており、東京モーターショー2019でも公開された「ビジョンEQS」を彷彿させるコックピットが見てとれます。
巨大ディスプレイのすぐ下にはコントロールモジュールを配置、往来のボタンか、タッチセンシティブキーかは不明ですが、おそらく後者の可能性が高そうです。センターコンソールはノートPCにより隠されていますが、ボリュームボタン/スライダーなどが装備されているはずです。
大まかなレイアウトは「Sクラス」次期型と共有するとみられますが、マイバッハ版では最高の素材とともに、途方もないレベルの快適さと、豪華さを持ち合わせたキャビンになることが予想されます。
コードネーム「X223」と呼ばれるマイバッハSクラス次期型ですが、市販型のフロントエンドには数年前に「マイバッハSクラス プルマン」で導入され、「マイバッハGLS」でも採用された垂直スラットを備えるグリルが装着されることが濃厚です。
また、ドライバーが近づくとせり出すポップアップドアハンドルを採用、ヘッドライトは再設計され、テールライトはテールゲートまで伸びるデザインが予想されています。
「マイバッハS650」のパワートレインは、6.0リットルV型12気筒エンジンのアップデート版を搭載。マイルドハイブリッドシステムと組み合わされ、最高出力630ps・最大トルク1,000Nmを発揮。
0-100km/h加速は4.7秒で、最高速度は250km/hのパフォーマンスが期待されます。
Sクラス次期型のワールドデビューは2020年後半が有力ですが、マイバッハSクラスは最速でも2021年初頭になるでしょう。
(APOLLO)