DS 3 クロスバックが一部改良で燃費を大幅アップ。新たにインテリアパックをオプション設定

■30万円のインテリアパック「グランシック OPERA インスピレーション」をオプション設定

コンパクトSUVのDS 3 クロスバックは、ラグジュアリーな内・外装が最大の特徴です。

とくに、パリの精緻な伝統⽂様である「クル・ド・パリ」を描くセンターコンソールをはじめ、ダイヤモンド型のスイッチが並ぶセンタークラスターなどは他の何者にも似ていない雰囲気が漂います。

インパネのデザイン性や質感の高さではMINIシリーズも目を惹きますが、フランス生まれらしいセクシーな内・外装は、指名買いを誘いそうなムードをまとっています。

DS 3 クロスバック
DS 3クロスバックのサイドビュー

そのDS 3クロスバックに、最上位インテリアの「OPERA(オペラ)インスピレーション」が加わりました。対象になるのは、最上級グレードである「Grand Chic(グランシック)」。

見どころはナッパレザーシートで、DSの特徴のひとつであるウォッチストラップデザインが施されています。

DS3 クロスバック
ウォッチストラップデザインが施されたナッパレザーシート

●エンジンマネジメントソフトウェアを改良

さらに、アートフィニッシュレザー張りのダッシュボードとドアトリムに伝統技法のパールトップステッチが配されています。また、ステアリングホイールセンターパッドもレザー張りにすることで質感向上に寄与。

「グランシック OPERA インスピレーション」のオプション価格は30万円です。

DS3 クロスバック
「グランシック OPERA インスピレーション」のインテリア

同インテリアに加えて、DS3 クロスバックは一部改良を受けています。

エンジンのソフトウェアがアップデートされ、JC08モード燃費が従来の16.9km/Lから20.9km/Lに向上。より実燃費に近いWLTCモードは15.9km/Lから18.2km/Lに改善しています。

これにより2020年度燃費基準達成になり、自動車環境性能割の税率が2%から1%へと減額されます。

DS3 クロスバック
DS 3 クロスバックのリヤビュー

また、先述の「グランシック」は、2トーンルーフカラーが「ノアール オニキス(ブラック)」から「ノアール ペルラネラ(パールブラック)」に変更されています。

さらに、同グレードには路面状況に応じて駆動力と制動力が最適化され、FFでも高い悪路走破性を備える「グリップコントロール」が追加されています。

DS3 クロスバック
2トーン仕様のブラックルーフの色合いも変更された

なお、搭載されるエンジンは130PS/230Nmを発揮する1.2Lの直列3気筒ターボで、8速ATとの組み合わせ。価格は「So Chic(ソーシック)」が363万6000円、「Grand Chic(グランシック)」が416万円。

DS3 クロスバック
「グランシック OPERA インスピレーション」のステアリング

DS 3 クロスバックのセクシーな内外装に惚れて指名買いするなら、「グランシック」に設定されるオプションの「OPERA インスピレーション」はぜひ選択したいところ。車格を超えた高い満足感が得られるはずです。

(塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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