「公道のレーシングカー」ポルシェ・911 GT3、ついに新ダックネックウィングを装着

■「公道のレーシングカー」GT3開発車両、これが最終型ウィングか?

ポルシェ・911ラインアップの中でも圧倒的パフォーマンスを誇るであり「公道のレーシングカー」と言われる「911 GT3」の最新プロトタイプをカメラが捉えました。

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ポルシェ 911 GT3 新型プロトタイプ

ニュルブルクリンクでキャッチした開発車両はこれまでで最もカモフラージュが軽く、最終デザインが見えてきました。

ボンネットフードでは、ポルシェハイパフォーマンスモデルで見られる「NACA」ダクトが上へ向けエアーを抜くデザインに変更されています。またフロントバンパーにはワイドで大型の開口部、L字型コーナーエアインテークも見てとれます。

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ポルシェ 911 GT3 新型プロトタイプ

リアエンドでは初めて「ダックネック」リアウィングや、アグレッシブなディフューザーを装着しているほか、Y字スポークを備えるセンターロック式大径ホイール、クロスドリルブレーキローターや黄色いカーボンセラミック・ブレーキキャリパーなどを装備しています。

リアバンパーのコーナーにはカモフラージュが残っており、ここにも新デザインが隠されているようです。

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ポルシェ 911 GT3 新型プロトタイプ

パワートレインは、新開発4.0リットル水平対向6気筒NAエンジンを搭載、最高出力は520hp/9,000rpmを発揮、6速MTまたはDCTと組み合わされます。

ワールドデビューは2020年後半と見られますが、コロナウィルスの影響により、オンラインプレミアとなる可能性もあるでしょう。公開後にはウイングを持たない「ツーリング」バージョンも提供されるはずです。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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