■デビューは2021年5月。大型グリルに一体感を持たせたヘッドライトを装備
圧倒的人気を誇る日産の主力ミニバン「セレナ」の次期型に関する情報を入手、それを元に予想CGを制作しました。
セレナは、1991年「バネット コーチ」後継モデルとして、「バネット セレナ」でデビューを果たしました。1999年の第二世代では、ホンダ「ステップワゴン」に対抗してFRからFFレイアウトへ進化、両側スライドドアで使い勝手が向上しています。
その後2005年に第三世代、2010年に第四世代を投入。現行型は2016年に発売され、2018年には「セレナe-POWER」がデビュー、いよいよ第五世代「C28」型へバトンタッチされます。
予想されるエクステリアは、全体的によりシャープに未来的なデザインとなりそうです。
Aピラーは若干傾斜され、よりワンモーション化。サイドウィンドウはリヤに向かって若干細くシャープに。それに伴い、上部ボデイラインをサイドに張りを持たせた立体構造が予想されます。
アンダー部分は複雑なキャラクターラインで迫力が持たされ、フロントは大型グリルに一体感を持たせたヘッドライトに、プラス二段構成のLEDがデザイン。両サイドデフューザーはラインに合わせた縦型プラス、アンダーにも大型フォグランプ搭載などが予想されます。
パワートレインは、2.0リットル直列4気筒+マイルドハイブリッドですが、ハイライトは1.2リットル直列3気筒+電気モーター「e-POWER」の存在です。排気量が2.0リットルへ拡大される可能性もあり、最新世代e-POWERでは最高出力は145psへ向上。
燃費は現行e-POWERの26.2kmから一気に30kmに達するとも噂されており、実現すればライバルのホンダ「ステップワゴン」にとっては驚異となりそうです。
安全装備での注目は、現行「プロパイロット」の最新世代となる「プロパイロット2.0」の搭載です。
高速道路限定ながら同一車線内のハンズフリードライブを実現、ナビゲーションと周囲360度のセンシング情報に基づいてルート走行中の分岐や追い越しのための車線変更の適切な開始タイミングをシステムが判断し、ドライバーに提案。ドライバーがハンドルに手を添え、スイッチ操作で承認することで、車線変更支援を開始します。
また、ドライバーが自分の意思で車線変更を行いたいときには、ハンドルに手を添えて方向指示器を操作し、システムが車線変更可能と判断すると車線変更することになります。そして、カーナビで設定したルート上の高速道路出口に近づくとディスプレイの表示と音でドライバーに知らせ、連絡路へ分岐した後、ナビ連動ルート走行が終了します。
新型セレナのワールドプレミアは、最速で2021年5月、または夏以降と予想されます。
(APOLLO)