■現行C27型セレナの後席頭上に設置できる取り付けキット
日産自動車の登録車の中でノートに次いで売れているのが、ミニバンのセレナ。2019年8月には、より迫力を増したフロントマスクの「ダブルVモーショングリル」が採用され、「全方位運転支援システム」が全車標準化されるなど、安全性の向上が図られています。
2020年4月下旬からアルパインが発売したのは、セレナ専用10.1型リアビジョン取付けキットの「KTX-N1003K」。
アルパインは、市販カーナビの大画面化をリードし、さらに天井格納(吊るし)型などの後席用モニター市場でも牽引してきました。なお、アルパインはリヤモニターを「リアビジョン」と表記しています。
取付けキットの「KTX-N1003K」により、10.1型の天井設置型の「PXH10S-R-B」の装着が可能で、モニターは格納式なので使わない時には、すっきりした後席の頭上空間・前方視界を確保できます。
「PXH10S-R-B」は、WVGA比で2.4倍になるWXGAに高画質のLED液晶にARコーティングが施されています。地デジやDVDの再生をはじめ、HDMIリアビジョンリンク対応モデル(対応するアルパイン製カーナビが必要)なら、スマホ・アプリやYouTubeなどの動画再生にも対応。
さらに、後席独立HDMI再生により後席だけで映像の視聴が可能なので、後席に座る子どもなどに映像を見せ、前席では運転に集中しながら音楽再生が楽しめる「ダブルゾーン」にも対応。ほかにも、プラズマクラスター技術が搭載されていて、車内の空気環境の改善も期待できます。
日産セレナ専用10.1 型リアビジョン取付けキットの「KTX-N1003K」の価格は、1万5800円(税抜き価格・取付費別途必要)。対応年式は2016年8月~現在。10.1型の天井設置型の「PXH10S-R-B」の価格はオープン。2020年5月時点の実勢価格は7〜8万円前後となっています。
新型コロナウイルスにより「ステイホーム」が呼びかけられていますが、収束後のロングドライブを考えているセレナ・オーナーでお子さんがいる方は検討する価値がありそうです。
(塚田勝弘)