真面目に無謀なバカをやる! OPTIONツインエンジン・シティ4WD化計画とは?【OPTION 1986年10月号より】

■OPTホットマシンお遊び作戦!

●【stay at home】は懐かしの昭和OPTIONを楽しもう!

今回からのPlay Back The OPTIONは、1986年10月号から連載が始まった、ツインエンジン4WDシティを作るぞ計画です。

当時のOPTIONも大真面目におバカ企画を全開でやる!のです。この連載モノも今後、何回かに分けて紹介しますね。ではまず最初は、おバカ計画1回目、その概要から!

■4WDブームにフルタイムNEWシティも出る!

●だったらOPTはもっと先駆のフルタイム・ツインエンジン最強シティを作ってみせる!

なにがフルタイム4WDブームじゃ。
みんなハンパですぜ。
OPTならお化けマシンを作ってやる、
ってなわけで考えたのがコレです。
でも、本当に作れるかゼ~ンゼン分からないという、
トンデモナイ企画なのだ。

OPTツインエンジン・shティ4WD化計画
OPTION、真面目にバカやりま~す!

自動車技術の最近の傾向を見るまでもなく、いまやカーテクノロジーの先端は、フルタイム4WDレイアウトと4WALBなどのマイコン制御にある。

な~んて堅い話は置いといて「オレ、単純にツインエンジンのクルマを作ってみたい」というのがこの企画の始まりだ。だってツインエンジンならトーゼン、フルタイム4WDになるし、ダートもストリートも万能型の最強モデルだ。それでいて路面に合わせた『アジャスタブル・パワー配分』だって可能だ。

というのも、前後にエンジンがあるからスイッチひとつでFF、MR、そしてフルタイム4WDという切り替えもできるはず。

なんたって前と後ろにエンジンがあるなんて、最高の遊びだぜ!

OPTIONツインエンジン・シティ4WD化計画
OPTIONツインエンジン・シティ4WD化計画、完成希望図!

こんな馬鹿げたことを考え付くのも、OPTにはかつてミッドシップカー時代を示唆する改造シティ・ミッドがあるからだ。コイツを使えば簡単(じゃないか)なのだ。もちろん、ミッションやクラッチ、アクセル、リンケージなどは難しいけど、やれないわけじゃない。

この秋(1986年)にはNEWシティも登場するらしいけど、新しいブルドッグにも負けないヤツ、それがこいつってわけだ。

もっと面白いのは、これまでのホットマシンが有力チューナーとのジョイントだったのに対して、今度はOPTのド素人スタッフがガレージでやろうというわけ。多分、試行錯誤と失敗の連続だと思う。

ま、まずはツインエンジンにできるか、走れるか、が大問題なのだ。

OPTツインエンジン・シティ
かつてOPTは、シティをミッドシップにしたことがあります。
OPTION1986年10月号
OPTION 1986年10月号の表紙。

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ってところで、次回以降に「エンジン」「駆動系」のこんなの作れたらいいな~!をお届けします。

[OPTION 1986年10月号より]

(Play Back The OPTION by 永光 やすの)

この記事の著者

永光やすの 近影

永光やすの

「ジェミニZZ/Rに乗る女」としてOPTION誌取材を受けたのをきっかけに、1987年より10年ほど編集部に在籍、Dai稲田の世話役となる。1992年式BNR32 GT-Rを購入後、「OPT女帝やすのGT-R日記」と題しステップアップ~ゴマメも含めレポート。
Rのローン終了後、フリーライターに転向。AMKREAD DRAGオフィシャルレポートや、頭文字D・湾岸MidNight・ナニワトモアレ等、講談社系車漫画のガイドブックを執筆。clicccarでは1981年から続くOPTION誌バックナンバーを紹介する「PlayBack the OPTION」、清水和夫・大井貴之・井出有治さんのアシスト等を担当。
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