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■F1チャンピオンがe-sports GTシリーズに参戦! 第2戦は5月10日
新型コロナウイルスの影響でレースを開催できない今、バーチャルレースに現役ドライバーやF1チャンピオンが参戦しているってご存知ですか?
現在、様々なレースがオンライン上で行われていますが、個人的に胸熱なのが「SRO e-sports GTシリーズ」。なぜかって? 大好きなジェンソン・バトンがマクラーレンから参戦しているんです!
皆さんご存知の通り、バトンは2009年のF1チャンピオン。2010年〜2016年はマクラーレンに所属し、F1引退後の2017年モナコGPではフェルナンド・アロンソ(当時マクラーレン)の代役で急遽参戦するなど、マクラーレンとは深い繋がりがあります。
ちなみにバトンのe-sportsデビューは2020年4月に行われた「F1バーチャルGP」。この経験が「SRO e-sports GTシリーズ」参戦への後押しになったとマクラーレンは発表しており、リアルなレースではないですがバトンの走りが見られることは(しかも古巣マクラーレンから!)、ファンとしてこの上ない喜びです。
■「SRO e-sports GTシリーズ」とは?
「SRO e-sports GTシリーズ」は、「GTワールドチャレンジ」が新型コロナウイルスの影響で開幕延期となっているため「GTワールドチャレンジ ヨーロッパ」のプロモーターであるSROモータースポーツが考案した新しいバーチャルレースプログラム。
レースは3クラスに分かれて行われ、5戦+各クラスのトップドライバー達によるグランドファイナルの全6戦の戦いとなり、「GTワールドチャレンジ」の公式シミュレーター・アセットコルサコンペティツィオーネを使用するのが特徴です。
バトンが参戦するのは、本物のレーシングドライバーで争われるプロクラス。マクラーレンからはバトンを含め全6名のドライバーがエントリーしています。
2020年1月末にオーストラリア、バサーストで行われた12時間耐久レースで総合2位を獲得したしたベン・バーニコートや同レースでクラス優勝、2019年の「インターナショナルGTオープン」をシーズン3位で終えたマーティン・コドリッチ、経験豊富なGTレーサー、ファブリツィオ・クレスターニ、歴史的なシングルシーターレーサーのベンジャミン・タスティング、2018年に創設されたマクラーレンオートモーティブドライバー開発プログラム(DDP)のドライバーの1人であるマイケル・オブライエンといったトップドライバーが集結しました。
■本物さながらのクオリティに感動!
開幕戦は4月26日(日)に行われたのですが、「え? 今、本物のレースを見ているんだっけ?」と錯覚するほど、とてもバーチャルレースとは思えないリアルな作りにびっくり! オンボード映像なんて、実際にドライバーがそこに座ってドライビングしているのではないのだろうか……、と思ってしまうほどでしたよ。
最初はドライバーの特定に苦労しましたが、なんとバトンのマシンが自身がオーナーを務める「Jenson team ROCKET RJN」のカラーリング、さらにカーナンバーまで同じだったのです!
新型コロナウイルスがなければ、今シーズンから「GTワールドチャレンジ ヨーロッパ」でこのマクラーレン720S GT3を走らせる予定でした(涙)。残念ながら楽しみはおあずけになってしまったものの、「SRO e-sports GTシリーズ」は解説者付きで気分も盛り上がるし、何よりレース不足で壊れそうだった私の心を久しぶりに興奮させてくれました。
また、シャルル・ルクレールもフェラーリから参戦しており、現役F1ドライバーと元F1ドライバーが同じフィールドで戦っていることに密かに感動。
まだまだ先の見えない状況ですが、「SRO e-sports GTシリーズ」を見て少しでも気分を盛り上げてみてはいかがでしょう? 第2戦は5月10日(日)に開催されます。配信はYouTubeのGT Wolrdチャンネル、またはSRO Motor SportsのTwitch、Facebookから見ることができますよ。
【レーススケジュール】
ラウンド1:シルバーストン/4月26日
ラウンド2:スパ /5月10日
ラウンド3:ニュルブルクリンク/5月17日
ラウンド4:バルセロナ/5月31日
ラウンド5:一般投票で選ばれたサーキット/6月14日
グランドファイナル:未定
(yuri)