■Sクラスより200mm長い、全長5462mm。6リットルV12搭載
メルセデス・ベンツのフラッグシップセダン「Sクラス」の最上級に位置する、「マイバッハSクラス」の次期型プロトタイプが、ニュルブルクリンクで高速テストを開始しました。
キャッチした最新のプロトタイプは、1月にスゥエーデン北部で捉えた開発車両よりボディが大幅にローダウンされており、高速走行によるサスペンションの調整をテストしているようです。
以前と同様のヘビーカモフラージュのため、ディテールは不明ですが、フロントエンドには、数年前に「マイバッハSクラスプルマン」で導入され、昨年「マイバッハGLS」でも採用された垂直スラットを備えるグリルが装着されるはです。
またドライバーが近づくとせり出すポップアップドアハンドルを採用、ヘッドライトが再設計されるほか、テールライトはテールゲートまで伸びて視覚的インパクトが大きくなるはずです。
マイバッハSクラスは、クロスオーバーSUV「GLS」と「マイバッハGLS」の関係と同様に、新型Sクラスとアーキテクチャを共有。
Sクラスより7.9インチ(200mm)長い全長215インチ(5462mm)、ホイールベース132.5インチ(3365mm)は変更されないと予想されていますが、キャビン内のフットスペースは拡大されるとみられます。
コックピットは撮影できていませんが、W223「Sクラス」が巨大な垂直タッチスクリーンを装備することが濃厚で、マイバッハSクラスでも共有する可能性が高いほか、MBUXインフォテイメントシステムのアップグレードバージョンが搭載されるはずです。
「マイバッハS650」のパワートレインは、6.0リットルV型12気筒エンジンを搭載、最高出力630ps・最大トルク1,000Nmを発揮。0-100km/h加速は4.7秒で、最高速度は250km/hのパフォーマンスと予想されます。
マイバッハSクラス次期型のワールドデビューは2021年初頭と思われます。
(APOLLO)