■アウトドアだけでなく、都市にも映えそうな同車初のボディカラーを採用
CセグメントのクロスオーバーSUVとして、MINIシリーズの中でもファミリー層を中心に人気を集めている、MINIクロスオーバー。
2011年の登場時はBセグメントで、現在よりもひと回り小さかったものの、MINI初の4ドアモデルであったことから大人気に。同シリーズの中でも半数以上を占めていたという話も関係者から聞いたことがあります。
現在のキャンプ、アウトドアブームでも活躍しそうなMINIクロスオーバーに、「MINI Crossover Cooper D」「Cooper D ALL4」をベースにした限定車「MINI Crossover Cornwall Edition(コーンウォール・エディション)」が設定されました。
モデル名の「Cornwall」は、イギリスの最西部に位置するコーンウォール州に由来して名付けられています。コーンウォール州は、三方を海に囲まれた半島型の州で、美しく小さな港町や、荒々しい奇岩の海岸線を擁する夏のリゾート地として人気があり、英国内で最も長い全長約700kmに及ぶ海岸線があることで知られており、英国の有名なサーフィンスポットが点在するそう。
そして州の北西部には、英国のサーフィンの聖地として知られるNewquay(ニューキー)があります。
●ボディカラーは3色を設定
「サーフィン」をコンセプトに掲げた「MINI Crossover Cornwall Edition」、サーフィンを生涯の趣味とする人が「一期一会の波に出会い、日常とは全く違う景色と対峙しながら、興奮とリラックスが交差する波の中で日常の英気を養っていく」というライフスタイルをイメージして開発されたとしています。
都会での日常から週末のアウトドアまで、多様なシーンに適したパワフルなディーゼルエンジンが搭載され、余裕ある室内空間を備えた機能性の高い「MINI Crossover Cooper D」、4WDの「Cooper D ALL4」をベースに、よりアクティブで力強い個性を醸し出す専用装備が用意されています。パワートレーンは、2.0L直列4気筒ディーゼルターボ、8ATの組み合わせ。
エクステリアには、MINIクロスオーバー初となる上質な光沢感をおびた「ムーンウォーク・グレー・メタリック」のボディカラーが採用されたほか、ブラックルーフ、スポーティな18インチのブラックホイールを組み合わせることで全体を引き締め、力強くスタイリッシュなデザインも目を惹きます。
ボディカラーには、その「ムーンウォーク・グレー・メタリック」のほかにも、自然の中の暖かな光に映える「ライト・ホワイト・ソリッド」や、よりアクティブさを強調する「ミッドナイト・ブラック・メタリック」をラインアップ。
インテリアには、日本初導入になる「MINI Cornwall Edition」専用クロスの「レザレットシート・ブラック・パール」が用意され、また、イギリスのコーンウォール州の海をモチーフにしたオリジナルデザインのサイドスカットルや、リヤゲートには「Cornwall Edition」のネームバッジが装備されるなど、限定車らしい個性が演出されています。
安全装備も充実しています。運転支援システムであるアクティブクルーズコントロール(ACC)、前車接近警告機能、衝突回避被害軽減ブレーキ、視認性を高めるLEDデイライトリング、アダプティブLEDヘッドライト、LEDフロントフォグランプが装備されています。
ナビゲーションシステムは、タッチパネル機能と共に、手元でも操作可能なMINIコントローラーが用意され、リヤビュー・カメラ、パーク・ディスタンス・コントロール(フロント&リヤ)、縦列駐車をサポートするパーキング・アシストなどが特別装備されています。
「MINI Crossover Cooper D Cornwall Edition」の価格は、470万円。「MINI Crossover Cooper D ALL4 Cornwall Edition」は494万円です。
シックなボディカラーは、サーフィンなどのアウトドアだけでなく、街中でも溶け込みそうですし、アダプティブクルーズコントロールなどのドライバー支援装備まで充実していますからロングドライブも難なくこなしてくれそう。
ベース車はトルクフルな走りが魅力なディーゼルエンジン車なので、高速道路を使ったロングドライブも頻繁に楽しむアクティブな人に最適といえそうです。
(塚田勝弘)